昨日、海城1次試験とS中2次試験の結果発表があり、どちらも不合格でした。それぞれの学校で、本日(2/3)と翌日(2/4)にも申し込んでいますが、難易度(倍率含む)は後半に行くほど高くなるため、非常に厳しい戦いが予想されます。

 

そんな中、朝から海城2次試験の受験に行ってきました。今回は妻に代わって、私がアテンドしました。一昨年からイベントの度にお邪魔してきたので、大久保駅からの道のりもすっかり慣れたものです。息子に、「4月から毎日ここを通って通学することになるのかな?」などと言ってみたものの、内心は最後の道行になるのかも、と思いながら、韓国風の名前がつけられたお店を横目に学校を目指して歩きました。

 

学校に到着すると、息子は一昨日も来ていることもあり、全く迷う様子もなく、私の呼び掛けに片手をあげて、校舎の中に消えていきました。

 

私は新宿の有料のフリースペースでしばし時間を潰した後、12:40頃、学校の校庭へ戻りました。学校側の素晴らしい仕切りもあって、特に混乱もないまま息子を迎え、帰路につきました。

 

妻から、終わった後に「どうだった?」とか聞かないように、と釘を刺されていたこともあり、私からは「お疲れ様」の後は何も質問しなかったのですが、息子が自発的に、「前回よりはできたね、前回は算数の途中から、落ちたな、と思いながらやってたもん」と言ってきました。前回の算数の話は初耳でした。息子的には、前回よりは自信があるようですが、私はどうしても、いけるかも、という感触は持てませんでした。

 

帰り道、今日はなるべく早めに帰って、明日の勉強した方がいいんのではないか?明日は本命でしょ? と話をした際、息子が、ポツリと「いや、今日が本命だよ!」と小さな声で呟きました。

 

私は、一瞬、涙が出そうになりました。本当に海城に行きたいんだね・・・。でも、だったらどうして、最後のもうひと踏ん張りができなかったかなぁ・・・。ただ、息子的には、あれ(家ではそこまで必死に勉強している感じがしない状態)が精いっぱいだったのかもしれません。

 

ところで、海城は、社会の問題が非常に特徴的なわけですが、1日に息子が持ち帰った社会の問題も大変興味深い内容でした。問題文自体が、試験そのものを題材にした話であり、学校から受験生やその親に対するメッセージのようになっていました。もちろん、その中で語られる話題の一部が下線部となり、具体的な問題が展開されるわけですが、この文章を読むだけでも、改めて海城って本当にいい学校だな、と感じました。息子がこの学校の一員になれたらどんなに素敵なことでしょう・・・

 

さて、帰宅後、息子は相変わらずハリポタを読んでいました。それ自体は悪いことだとは思いませんが、このタイミングではもっと他にやるべきことがあるのでは・・・。

明日のS中3次試験も、怪しい気がしてきました。