スピーカー工作の話の続き。

 そもそも今回のスピーカーに関しては、時々、自分が問題をひねり出しては、自分で考えて解決することに没頭する、という自己完結的な奇妙な性癖が発端となって作ったのではないか、と思う。

 自分がひねり出した問題の一例を挙げるとこんな感じだ。

 ・雲間から漏れる太陽の光は下に行くほど広がっている。それぞれの光の筋を上に辿ると一点に集約される。その集約する点に太陽があるはずだ。でも太陽ってそんな近い所にあったっけ?(解決済み)
 ・やじろべえはV字を逆さまにした形をしている。ひっくり返してV字にしても左右のバランスはとれるはずだが、逆V字の方が圧倒的に安定しているのは何故か?(解決済み)
 ・小学校で習う加減乗除の筆算、なぜ正しい答えが導き出せる?(割り算以外は解決済み、割り算はまだ考えてもいない)
 ・質量も運動する方向も速度もバラバラな多数の物体がお互いに万有引力を及ぼし合う状態で、それぞれがどのように運動するか?(いちおう大ざっぱながら100個程度での計算は試みた)
 ・不規則な形をしたタイルが複数ある。重ならないように寄せ集めた一群の周囲を糸で囲むとする。
  1)糸の長さが最も短くなるような配置は?
  2)糸に囲まれた面積が最も小さくなるような配置は?
  (多分これは一生かけても解けないだろうと思う)

 何だか非常に散漫な内容だが、時々思い出したように解けなかった問題をしゃにむに考えてみるのが、何となく癖になっている。

 そう云った問題の一つに、「楕円の焦点以外の点から発射された光線が減衰することなく楕円の内面を反射し続ける時、光線はどのような軌跡を描くか」というのがあった。
 楕円には2つ焦点がある。1つの焦点から出た光線は直接、もしくは内面に反射するかして、必ずもう一方の焦点を通る性質がある。もう一方の焦点を通るということは、その後、また元の焦点を通る。そうしてお互いの焦点を交互に通過するのである。面白いけれども、面白くない。理由も知らないし、知ろうとも、証明しようとも思わない。その代わり、焦点以外の点から出た光線がどうなるかは計算してみたい。一体、やりたい/やりたくないの基準がどこにあるのか自分でもさっぱり分からないのだが、仕事ではないので気の向くまま、やりたいことだけやれば済む。そこで、先の問題「楕円の焦点以外の点から・・・」を解いてみる事にした。

 ・・・一体これのどこがスピーカーとつながってくるのか、つながってこないのか全然話が見えないと思うが、よ~く振り返ってみるとこれがスタートのようなものなのだ。

 というわけで、長い前置きはまだまだ続くのである。