こんにちは、のさか歯科院長の野坂です。
気温がだいぶ下がってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
外出時にはいろいろ制限はありますが、季節を楽しむ余裕も持ちたいですね。
ところで、私の医院には歯が割れて、他の歯科医院で抜歯するしかないと
言われた方がよく来院されます。
実際、多い日には一日に何人も歯が割れた方が受診される日もあるくらいで、
こんなに歯が割れる方が多いことに歯科医師ながら驚くこともあります。
先日のNHK「有吉のお金発見、突撃カネオくん」でも放送されたのですが、
番組の本編は睡眠に関する特集だったのですが、睡眠中の最も多い悩みの中の
一つが歯ぎしり・くいしばり」です。
この歯ぎしり・食いしばりによって歯が割れてしまう人が、
少なからず存在するわけなのです。
歯が割れる原因は単にそれだけでなく、歯の神経の有無や詰め物・かぶせ物の状態、
お口全体のかみ合わせのバランスなど様々な要因が組み合わさってます。
その中で最も多いのが神経を抜いている歯で、ここに歯ぎしり・食いしばりの力が
加わると、神経を抜きもろくなっている歯に詰め物がくさびの役割をしてしまうため
歯が割れやすくなるのです。
ちなみに歯の割れ方にはパターンがあり、割れ方によっては抜歯せずに済む
場合があったり、保存するために患者さんにとっては苦しい難しい手術をして
何とか残すこともあります。
とは言え、やっぱり歯が割れないのが一番良いですね!
その為には歯の神経をできるだけ抜かない事はもちろん、歯ぎしり・食いしばりを
無くすことが大事。
根本的な治療法もあるのですが、その話は長くなるので、また又いつか(^_^;)
季節の変わり目は寒暖長が激しくなりますので、体調に気を付けてご自愛下さいね。