- ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)/福井 健策

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前半は日本人の契約における現状の紹介、後半は契約書作成のガイド、注意点を紹介している。
私はついこの間まで契約書などの処分証書の重要性をたたき込まれる環境にいたことから、「とりあえず合意優先で」などというう実務があることにピンとこなかったが、某テレビ局に勤める友人が、口頭で数千万の金が動くなどと話していたことを思い出したりしてそんな世界もあるのかと思った。
エンタメ業界はかなり特殊な気もするが、確かに「信頼関係」重視で書面作成をしないことはよくあることで、訴訟になるのはそんな場合が多い。
後半に紹介されているうち、捨て印の意味については恥ずかしながらよく知らなかった。
- 知的財産戦略/丸島 儀一

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本書は私が知財に興味を持つ一つのきっかけとなった「キヤノン特許部隊」の著者である丸島儀一氏の経験に基づく特許戦略をまとめたもの。 - キヤノン特許部隊 (光文社新書)/丸島 儀一

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社会人経験のない私にとっては企業における知的財産戦略を垣間見るための絶好の教科書となった。
同書によれば、重要なのは、常に知財の先読みに基づく事業、研究開発、知財の三位一体の戦略であるとし、かの有名な消尽論に関するインクカートリッジ事件(最判平成19年11月18日)の勝利も、第三者の参入を予測して、インクカートリッジが置かれる状態に関係なくインク漏れを防ぐ技術開発によりカートリッジの内部構成とインクの充填状態そのものが、それを再生することは修理や補修の範疇を超えていること主張することができるようなものにしてあったからであるとのこと。
これも、プリンター事業における利益は消耗品によるところが大きく、インクカートリッジの分野で第三者の参入を想定し、参入を許さないことを目的とした技術を開発したもので、知財部門と研究開発部門が知恵を出した結果であるとされる。
これを読むと私たちの関わる場面は事業戦略のほんの一部に過ぎないことを改めて感じる。
ブログ開設したにもかかわらず、これまで某試験受験のためのんびり読書している暇はなかったので今頃更新開始。
今後マイペースで更新していきたいと思います。
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