地球上の生物は、それぞれ生息に適した地域で生態系をつくり、関わり合って生きている。日本でトキが絶滅したりコウノトリが減少したりした原因は、開発によって生態系が壊され、住処とエサがなくなったためであった。熱帯林の伐採も人間による生態系破壊の最たる例で、そこに住む生物を住めなくし、絶滅の危機にさらしている。

人間が食料やペット、害虫駆除などの目的で動植物を移入することも、生態系を壊す要因である。そして増えた外来種が在来種の存在を脅かして問題になっている。

国際自然保護連合(IUCN)の2008年の「レッドリスト」(絶滅の恐れのある世界の野生生物リスト)には、1万6928種が載っている。もしも今のまま生態系が破壊され、野生生物の絶滅が続けば、25~30年後には全生物の4分の1が滅ぶと言われている。

私たち人間も、生態系に組み込まれた一員である。
生物の絶滅がこのまま続くなら、必ずその先には人類の絶滅があることを忘れてはならない。