BLCD 『愛の巣へ落ちろ!』感想 | 半腐女ry生活?

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腐っているような腐っていないような声優&アニメヲタが送る感想ブログ。
(と言いつつ、中身はドラマCDの感想ばかり・・・w)

愛の巣へ落ちろ!/イメージ・アルバム
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BLCD「愛の巣へ落ちろ!」を聴きました。
2013年12月25日発売 原作:樋口美沙緒 イラスト:街子マドカ
出演 下野紘 前野智昭 興津和幸 阿部敦 平川大輔 寺島惇太 田丸篤志 他


―…数千年前、生態系と文明の危機に瀕した人類は強い生命力を持つ節足動物門と意図的に融合をはかった。今の人類はムシの特性を受け継ぎ、弱肉強食の「強」に立つハイクラスと「弱」に立つロウクラスとの二種類に分かれている。
そして、その階級差を埋められぬまま、かつてのような文明を築いていた…―
ロウクラス種シジミチョウ科出身の翼は、ハイクラス種の中でもトップ層であるタランチュラ出身の澄也をテレビで見た。
番組の中で、澄也が「境遇と幸せは関係ない」と言い放つ姿を見て以来、翼は彼に憧れを抱くようになる。澄也への憧れを胸に彼の通う星北学園に入学した翼だったが、澄也に「シジミチョウは嫌いだ」と冷たく切り捨てられてしまう。そのうえ、澄也の張った「巣」に捕われた翼は、強引に身体を奪われ――


青木翼(CV.下野紘)
ロウクラス種に分類されているシジミチョウ科のツバメシジミ出身。翅を出すことができる。
高等部1年生。階級差別が嫌いで、ハイクラス相手でも物怖じせず発言する。体が弱く、後頭部に入る前までは家の中で過保護に育てられていたため、世間知らずな所がある。
七雲澄也(CV.前野智昭)
ハイクラス種、メキシカンレッドニ―タランチュラ出身。糸を自在に操り、数種類の毒を使い分けられる。
高等部3年生。全てにおいて能力が高く、完璧な美貌を持つなどあらゆる方面において恵まれているが、それゆえに退屈だと感じている。
七雲陶也(CV.興津和幸)
ハイクラス種、ブラジリアンホワイトニータランチュラ出身。
澄也と同い年でいとこ。七雲家の本家筋で、特権階級意識が強い。体格も能力も恵まれすぎていて、他社の痛みがわからない残忍な性格。
雀真耶(CV.阿部敦)
ハイクラス種、ヒメスズメバチ出身。爪を針にして毒を使える。
高等部3年生。副寮長で、生徒会の書記も務める。美人で面倒見がよく、小さい者や弱い者には優しいが、怒ると攻撃的になる。
兜甲作(CV.平川大輔)
ハイクラス種、ヘラクレスオオカブト出身。
高等部3年生。寮長で、生徒会長も兼任している。おおらかで寛容な性格だが、人をからかって面白がる所がある。
白木央太(CV.寺島惇太)
ハイクラス種、スジボソヤマキチョウ出身。
高等部1年生。ハイクラスの中では体が小さく、大きなハイクラスに怯えている。寂しがり屋で甘えん坊。翼のルームメイト。


前野智昭(七雲澄也)×下野紘(青木翼)



※マイナス面を多く書いた感想です。

ネタバレになる部分を一部白字にしております。ドラッグしてお読みください。
長文です。予めご了承ください。



まずお伝えしたいのは・・・聴く人を選ぶ作品だと思いますsippai;*
人間のお話ではありますが、虫が苦手な方には澄也が糸をシュー!シュルシュルと出して、翼を捕食(えっちな意味で食べちゃう)するのもいただけないかなと思います。
効果音だけで引いてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
虫の生態を上手くえっちな方向に昇華させて作っているのは面白いと思いました!

クモとチョウの関係を考えると自然界の掟としては・・・ですよね。しかし本作は食べるというのは別の意味になっていて、これまでにありそうでなかった話だと思いました!ひらめき電球
チョウにベタ惚れでツンデレしているクモというのはなんだか素敵です(*´∇`*)。
ただし、翼のことを嫌っている人間は多く、彼らが卑劣なことをたっくさんしてきます。その際に翅を切られたりもぎ取ろうとされたり、犯 されかけたり、大切な物を隠されたり、盗 撮されたり・・・非常に嫌な気分になってくる可能性がありますのでご注意ください。

陶也も今回は完全悪役で終わってしまいましたし・・・(;´Д`A ```
澄也との関係も、初めは愛もなく、翼の澄也に対する憧れの気持ちを踏みにじるかのようなレ ○ プまがいの行為から始まります。
また、関係は続けつつ、双方一方通行ながらもなんとなく愛情を傾けていくのが伝わってくるようになってからも、理由あって澄也は翼以外の人と関係を持ちますがーん
そして、一番びっくりしたのは、翼が性モザイク(両性具有)であるということ。翼は薬で抑制していますが、ある時全部行方不明になってしまい飲まずにいたら・・・妊娠を疑われる事態になります。ちなみに作中では妊娠していませんでした
このことがばれてまた排除の機運が高まり・・・「(学校から)出ーてーけ!」というクラスメイトのコールが悲しかったです;;
Hシーンで具体的な話が出てくることはありませんが、特殊な設定ではあるので書かせていただきました。


なんだか良くない?部分を羅列しているだけになっていますが、決してネガティブキャンペーンを行っているわけではありませんし、私自身うーんと思うところもあれば面白いと思うところもあったと捉えています^^。
原作を読むことが少ないからかもしれませんが、内容をよくわからないで購入してしまって苦手意識を持ってしまうより、聴いた人間が説明して知っていただいた上で悩んでいらっしゃる方にお考えいただくのが一番だと思っています。できるだけ客観的に書かせていただいているつもりですが、できていないようでしたらすみませんぺこり



個人的に微妙だったのは、翼が拉 致されいたぶられて澄也が助けに来るシーン。
3回ほどあり、どれもドアを蹴破るなどカッコよく登場して助けてはくれますが、もうちょっと早く来てよ!!と思いましたよ(><)。
危なかったけれどギリギリセーフ!ではなく、飴宮@田丸さんなど脇キャラに脱がされたりかなり際どいところまで責められたりして、あわや・・・!のところで来るんです。もっと違うパターンも欲しかったです。翼がやられっぱなしは辛いので、変化を持たせて欲しかったです・・・(´・ω・`)
一方でいつも優しく常に助けてくれる仲間たちもいます^^雀、兜、白木の3人はいつでも味方でいてくれて(最初から好意的で何かきっかけがあって優しくなった等の描かれ方はしていません)、特に雀が「奨学生枠を獲った努力家の彼を汚い言葉で中傷するなんて、刺 されたい?」「やめろ!刺しこ ろ す!」と言ってくれた時は頼もしく感じました^^
阿部さんの美人声は鋭さがあると私は思っているのですが、そことハチハチの針が合致した台詞だとも思いました!お芝居から才色兼備を感じました^^アップ
生徒会の人間がここまで注意しているのに、ちっとも懲りずに翼を追い出そうとする悪役たちはなんなんだろう・・・(苦笑)。



好きなところは、( ̄。 ̄ )ボソ...前野さんの演技と低音がカッコよかった!得意げ
好きじゃないと言ったり階級差別的な発言をしたり、抱きまくったかと思ったら飽きたと言っていきなり他の人を抱き始めたり・・・なんというか俺様?王冠1何様?なのですが、澄也が翼に惚れた瞬間は聞いていてすぐわかったので、それ以降は素直になれないだけ、悪役たちの目を逸らそうとしている、という風に静観することはできました。
ただし、澄也もいまいち態度に波があります。特に気になったのは翼に重大な告白をされたら、「タランチュラがシジミチョウと結婚なんて許されるはずがない」と言いきり、翼が諦めを口にすると「お前と結婚する」と言うところです。多分脚本がよくまとめられなかったのかな~とは想像しますが、数秒で澄也の心情にどのような変化があったのかが耳に届きやすいと良かったです。
翼の次の台詞「何言ってんだこの人」の言い方になぜか共感してしまいました(^^;。
これは個人的な愚痴ですけれど、いくら素直になれないだけという設定が頭にあっても、本当に妊娠しているのかとか財産狙った計画的犯行とか翼に言ってしまうのは男としてアウトよあなた。
基本的にはテンプレ俺様キャラで、翼と2人っきりで話をする時には優しい部分もたくさん見えていいなと思いました^^


下野さんは、Hシーンで胸キャス!?と思えて笑ってしまいました^w^
「お前男なのに肉を寄せると胸ができるな」
う・・・うん・・・(笑)。思わず一旦CD止めて聞き直してしまいました!(笑)声優陣もネタにしていたのでここはそれでいいということで!
演技に関しては、健気でいじらしくて、真っ黒な丸い瞳に見つめられているかのような気分になりました!ラブラブ純粋培養で育ってきたんだろうな~!という部分を下野さんがかわいらしく表現してくださっています^^
体が弱い設定ですが、下野さんの張った時の声からして設定から受ける印象よりは儚げでないように聞こえました。
面白いと思ったのは、ネガティブに考える時と、意外とそこだけにとらわれずに前に進もうとしている時との差のお芝居です。以前から下野さんは心に影があるようなキャラの表現がお上手だなと思っているのですが、影の中にも落ち込みすぎない部分を作っていらっしゃるように聞こえて、翼というキャラをとても優しい気持ちで見守ることができました!ニコニコ


陶也役の興津さんは、美形悪役でした!

陶也が主人公になるお話もあると読んだのですが、今作ではその欠片も見えず・・・変にプライドの高い嫌な人だな~という印象。澄也が手に入れたものは自分も手に入れるという具合に、ロウクラスのシジミチョウ科という身分を馬鹿にしながらも翼をものにしようとします汗
恋をして変わっていく様が早く見たいものです!というか、鼻っぷしをぽきりと折って誰かに骨抜きになっているのを見たいです(笑)。
それにしても・・・なんてイイ声なのでしょう!

相手に同情したり共感したりする感じが一切なくて自分が一番偉くて正しいと思っているような人なのですが、貫いていると逆にカッコいいな!・・・と、錯覚に陥るのが苦にならない興津さんの演技!!!べた褒めしかできなくてすみません(^^;


兜はさすが昆虫の王様が元になっているだけあって、鷹揚で懐深い感じがしました!本気なのかからかっているのか一瞬判断に困るような、絶妙な物言いと笑顔に平川さんの上手さを感じました!
特に澄也が飴宮に迫っているのを見てしまった翼に「俺のツノともツンツンしてみない~?」と言うシーンは冗談だと頭ではわかっていてもどことなく本気にも聞こえてどっちなの!?とハラハラを味わえました!


白木役の寺島さんはほわ~っとしていた印象。全身全霊で翼を心配しているのだなと感じられました。1ミリも疑ったり裏切ろうとしたりするような様子が見えないので、翼の足元を掬おうとする人間が多い学校の中で、安心できる存在でした^^音譜
声というか演技というか、ちょっと他のキャラと調和が取れていないような気もしましたが、白木に限ってはそれくらいでいいのかもしれませんね。



Hシーンは最初にガッツリ1回、その後途中までが1回。どちらも無理矢理感がありますaya
本当に両想いになってからも1度Hシーンが欲しかったです・・・。
最初のHでは澄也の毒(媚 薬のような効果があるらしい)を使って経験のない翼を襲います。翼は毒や澄也の香りの影響もありめちゃくちゃ感じているので完全なレ ○ プには見えないかもしれませんが、心は全然通い合っていませんし挿入の際は痛そうでもあるので苦手な方はご注意ください。

Hの後の傲慢で冷めた会話も聴いていて辛いかもしれません。(Hが終わったから出ていけと突き放したり、ロウクラスのシジミチョウを抱いてやったと蔑んだり・・・。)
最中に頭を撫でてくれたり痛かったら爪を立ててもいいと言ってもくれるので、そういう部分から澄也の心根の優しさを感じてみるといいかもしれません。



結局気持ちよく読んでいただけそうな感想になっていませんね・・・。

最後に素敵なシーンをご紹介しますよ!アップ
私が好きなのは、先ほども少し書きましたがトラック2の最後の澄也が翼に心を持っていかれたと感じたシーンと、今から書くトラック4の2人で話をするシーンです。
前者はそれ以前は翼を好いている様子は一切見えませんでしたが、以降口では酷いことを言ったり「えさ」などと失礼な言い方もしていますが、独占欲が強くなったようにも聞こえることでしょう。
後者はそういう不器用な澄也の愛情がちゃんと言葉になっているシーンだと思います。


飴宮たちに襲われた翼を澄也は助け治療もしてくれて・・・
「先輩、どうして、俺が、飴宮さんたちとあそこにいるって、わかったんだ?」
「お前が泣いてたから」
「え?」
「さっき、泣いてただろう。追いかけるつもりで、お前に細い糸をつけていたんだ。それを辿っていったらあの部屋に着いた」
「……俺、小さいころから……すごく、体が弱くて……いつも母さんに翼は何もしなくていい、頑張らなくていいって言われてた。でも、本当はそんな自分が嫌いだった。なんだか、生きてる気がしなくて……」
「俺はなんて言ったんだ?」
「え?」
「テレビで。お前、俺の言葉を聞いて、ここに来たって言ってなかったか?」
「自分の人生を生き切ったら幸せだって。俺、先輩が俺に言ってくれた気がした。だから頑張ったら、いいことがあるんじゃないかって思った」
―でも、実際には頑張っても上手くいかない―

「もし本当にそう言ったんなら、多分、ただの皮肉だったんだ。俺は当たり前のようになんでも手に入れてきたし。18年生きてきても、生きたという気がしない」
―澄也先輩の中には空っぽなところがあるんだ―
「そうだ、これ。落としていっただろ」
「ぁ…入部届……もういいんだ」
「部活に入るんじゃないのか?」
「どこも入れてくれないんだ。俺、シジミチョウだから……俺、この学校から出ていった方がいいのかな」
「っ!」
「って、なんちゃって。せっかく入ったんだから、先輩に出てけって言われても……」
「出ていくな!」
「っ」
「ここにいろ」
―俺、居ていいの?―
「澄也…先輩……」



巻末フリトは約1分10秒。特典CDは約16分です。
トークテーマは「作品の感想」「融合してみたい虫、手に入れてみたい虫の能力はある?」「学生時代の給食や学食で好きだったもの、他の学校に無いような変わったメニューあったら教えて」「家族や親戚と似ていると言われたところはある?」
性モザイクの設定についてのお話がかなり細かい(笑)。お2人の話を想像するとなんとなくグ□い・・・。
下野さんのお話しなさっていた結婚BL作品・・・ぱっと「花ムコさん」が出てきた!当たってるかな!
前野さんの「糸を出させていただきました」に笑ってしまったwきっとお話に出ているのはスパ○ダーマンの吹き替えでしょうね。
クモやクワガタはカッコいいと言うのはわかる。でもなぜそこでGが出てくるんだ!?( ̄Д ̄;)
昔下野さんは魚介類が苦手だったんですね。バナナと牛乳だけで給食を済ますって・・・辛そう・・・。
2個以上食べたら負け!と思って納豆をおかわりできなかった茨城県人の前野さん。そういうものなのですか!
給食話に出てきたミルメークって初めて聞きました!牛乳に味をつけられるんですね~!
下野さんは家族と胸が似ているそうw電話越しのテンション低い声はお父様とも似ているそう。
前野さんは声変わりする前はお姉さんと声が似ていたそう。
多岐に渡るテーマに沿って結構詰め込んでお話しくださっていました!充実していると思います!お2人のファンの方に特におすすめです^^



購入するかどうかは別として、次回作が出るときにはもう少し脚本が丁寧だと親しみやすく聴けるかな~というのが私の感想です。