BLCD 『バカな犬ほど可愛くて』感想 | 半腐女ry生活?

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(と言いつつ、中身はドラマCDの感想ばかり・・・w)

バカな犬ほど可愛くて (ガッシュ文庫)/海王社
¥590
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BLCD「バカな犬ほど可愛くて」を聴きました!
2006年12月25日発売 原作:英田サキ イラスト:麻生海
出演 平川大輔 川島得愛 小杉十郎太 水島大宙 他


友情を壊す気はない。だから好きだとは言わない。恋人ならまた新しくつくることができるけど、友達は代わりがきかないから――…
デビューして7年になる推理小説作家・成瀬聡には、秘かに、とっても地味に惚れている男がいた。10年来のつきあいになる2歳年下の駄目ワンコみたいな後輩・苅谷志郎。好きだと自覚したのはつい最近。これまでずっと普通につき合ってきたのに、どうしていまさら――。
しかもそれは自分らしくない穏やか過ぎる恋だった。優しい性格で、まるで大人しい大型犬が隣にいるように気持ちが和む…。だがそんなある日、「先輩、俺、好きな男の人ができたんです」――
あろうことか、苅谷が同性への恋を打ち明けてきた!しかもその相手は自分ではなく……。成瀬は決めた。26にもなってやっと人並みに恋する気持ちを知った可愛い後輩の手助けになろうと…。


成瀬聡(CV.平川大輔)
28歳のミステリー作家。身長170センチ。優しげな顔をしているが、はっきりとものを言う性格。きつい部分もあるが面倒見は良く、後輩の苅谷のことは昔から可愛がっている。恋愛体質のゲイだが、恋はいつも上手くいかない。なぜか今更苅谷を好きになってしまい、本人も困惑中。
苅谷志郎(CV.川島得愛)
26歳。身長185センチ。成瀬の高校の時の後輩で、今は隣に住んでいる。容姿には恵まれているのに、外見には全然気を遣わない眼鏡のダサ男。本好きのオタクで、成瀬のファンでもある。過去、何人も彼女が居たのに、臆病な性格のせいで未だに童 貞。穏やかで優しい性格をしている。
宇藤悟郎(CV.小杉十郎太)
39歳になるベストセラー作家。身長180センチ。
青山の高級マンションに住み、テスタ●ッサを乗り回す、苦み走ったワイルド系のちょいワルオヤジ。以前、成瀬と付き合っていたが、浮気が原因で振られている。傲慢な性格をしているが、愛嬌もあって憎めないタイプ。
谷野和己(CV.水島大宙)
成瀬がよく行くゲイバーでバイトをしていた青年。
弱冠二十歳で作家デビューを果たした上、その処女作がベストセラーに。小柄でアイドルのような可愛い顔をしているが、口は達者で抜け目が無い。一言で言うなら、甘え上手な小悪魔青年。


川島得愛(苅谷志郎)×平川大輔(成瀬聡)



BLを求めていたわけではなく、どんな作品でもいいのでがっつり川島さんのお芝居を聴きたくなりうずうずして部屋を漁っていたらこのCDを発見!随分都合の良いこともあったものです(笑)。
思い出してみると、いずれ聴きたいと思って積んでいたんですよね。
聴いてみるとテンション上がりまくり!思わぬ掘り出し物を発見しました!!!


深夜に聴いて異常にテンションが高かったことを考慮しても、久々に、BLCDを好きになって間もない頃のようなドキドキとワクワクと恥ずかしさを体感しました。
演者さんはもちろんのこと、話の雰囲気と皆さんの演技が合致していて、肝心のストーリーも、恋愛でグルグルしている描写のみなのに飽きさせず面白いですし、なんと書いていいのかわかりませんが、とにかく好みでした!



残念?だったのは、コミカルなBGMがコミカル過ぎて耳につき時々演者さんのお芝居を殺していたことと、成瀬が苅谷をボッコボコに殴るシーンがあるのですが、ちょっと音量が大き過ぎると言うか・・・半殺しにしてしまったのではないかというくらいの音でもう少し抑え目にしても良かったのでないかということでしょうか。
SEの方は平川さんの、殴っている時の気迫で十分鬼気迫るものを感じていたので、合わさるとやり過ぎ感が強くなってしまったように思います。その割に、直後の苅谷は普通に話していたのでより変な感じがしたのでしょう。



このお話はどちらかというと吹き替えでご活躍されている方が多くご出演されている印象を受けます。それがとても新鮮でした。吹き替えだと最初に演じている方がいらして、そこにはまるようにキャラクターをつけていく作業をする必要がありますが、ドラマCDだと原作はありますが一から作り上げていく気が強いので、吹き替えに長けた方ばかりで一作作ってみるとどうなるのかなと期待は膨らみました!



お一人ずつ私の感想を書いていきます。
川島さんがメインで絡んでいる作品なんてほとんどありませんよね。私は初めて聴きました。
さて、どんな演技をされていたかということですが、川島さんと言えば癖のないのびやかで凛としたお芝居をされる印象です。そこを崩して軽さやちゃらんぽらんした感じを出されることもあれば、鋭さを強くしてニヒルな役を演じられることもあり、柔軟性のある方だと思っています。
今作ではFUNBOOKで語尾が強くならないように気を付けたとお話しされていた通り、全体的に高めで優しさいっぱいでした。
大型犬!!!と・・・そのままの表現は使いたくなかったのですが、本当に麻生先生がお描きになった眼鏡のボサボサ頭の青年の通りだったので、他の言い方は何を持ってきても相応しくないです。本当にバカな犬ほど可愛かったです!
気になったことは、時々会話中(特に成瀬相手の会話)、相手が苅谷の為に紡ぐ言葉に対しての返しが、相手の意を汲んでいないと思うところがあったことでしょうか。
説明が上手く出来ないのですが・・・滞りなく返しているのですが、その言い方は良く言えば無難で、相手が苅谷を大切に思って発した言葉に対してのものとしては少し味気ないかな、と。
しかし淡々としているだけとも捉えられますし、他の媒体で川島さんに注目して見ている時もたまに思うことなので、二者の会話が増えるドラマCDになって少し目立っただけのような気もします。悪い風には取っていません。
それに、雰囲気は苅谷そのものなので聴衆である私はすっかり染められているのです。つまり、割とどんな話し方をされてももう彼の枠組みが出来上がっているので、こういう言い方も苅谷の内なのだろうとすんなり流してしまえるのですよね。
川島さんのお芝居についてこのブログで言及する機会はほぼ無いので個人的に感じたことをどんどん書いてみたのですが、変な風に捉えられていないか心配です。
最初にテンションが上がりまくりだった!!!と書いたのが最もお伝えしたいことだと強く推しておきます!

あと、これまた個人的に、なのですが、川島さんにはぜひPC乙女ゲーに攻略キャラでご出演いただきたいです!どんなキャラでもどんとこい!なので、一度でいいので何か・・・!(「死神と少女」にはご出演されていましたが、PSP用なのでプレイできなかったんですよねぇ・・・(´・ω・`))



平川さんもとっても良かったです!お上手な方だわ~と改めて感じました。
成瀬は苅谷の先輩で、結構彼に対して言いたい放題なんですよね。とは言っても放言ではなく、慈しんでなんやかんや言っています。宇藤のしつこい誘いにも嫌味をちらちらと挟んで上手いことかわしています。
モノローグも成瀬にあるのが良いのです!内面はナイーブで思っていることと口から出る言葉が違っていたり、平気な振りをして笑っていても内心では相当ショックを受けていたり。もちろん、平気な振りをして笑ってはいても、聴いているこちらには痛々しく、寂しそうに伝わってくるんですよ。
それがよくわかるのがこの台詞でしょうか。
「お前を、和己好みのカッコイイ男にしてやるから、さ」
これは苅谷が谷野を好きになったから協力して欲しいと持ちかけた数日後に了承した成瀬の台詞です。


苅谷はノンケなので成瀬は友達でいようと押し留めてきました。とは言っても、1トラック目で織り成される二人の穏やかな会話がこの関係性の全てだと思うので、無理に抑えていたようには見えません。そして、成瀬自身もまた
―激しさなんて欠片も無い。不思議とセクシャルな気分にもならない。これまでの恋愛とは全然違う、穏やかすぎる恋。好きになると、一直線に入れ込んでしまう性分の俺が…―
「この年で、プラトニックな恋愛、か」

と言っていて、その、友情と恋情の狭間を何度も行き来するのが良いのです!
このトラック1は本当に良くできています。ずっと成瀬のモノローグを挟み二人の会話で進むのですが、内容はごはんや本や恋話や過去話などで、変に意識もしていないんですよね。その中に微妙に揺れている苅谷に対する気持ちが絶妙に混ぜられているのです!苅谷の気持ちは成瀬に無いということになっているので、苅谷が懐いて寄ってくる度にうわあ~近い近い!などと思いもするのですが(笑)、その無邪気さも全然嫌な感じでなくて、面倒を見てあげたくなったり、自分の気持ちを押しつけるのではなくただ一緒に過ごせて時が過ぎていけばいいと思ったりする成瀬の気持ちがよくわかるのです。


脱線してしまいましたね。話を戻しますが、がちゃがちゃと言いたいことを言って感情を露わにするタイプの平川さんの演技を聴くのは珍しいかなと思います。声の高さは中くらいで綺麗な人なのだろうというオーラもありますが、どこかがさつに振る舞ってもみせるのです。
ボロボロに傷ついている時もあれば罵ってくる時もあります。
もしもモノローグが苅谷にあれば一つ容易に踏み越えられない壁を持つ美人系キャラに傾倒した見方になったのかもしれませんが、成瀬の心はあけすけに見えていたので、より新鮮な演技として捉えられたのかもしれません。



小杉さんは・・・もうハードボイルド!としか書きようがありませんねw書いている小説もハードボイルド系だそうで・・・!もうぴったり過ぎてイヤだわっ(笑)←褒めてます!
小杉さんはご本人もちょいワルオヤジの雰囲気があるではありませんか。お声もダンディですし。
そこに今作の役柄が、浮気性の節操無しですからね。そりゃ濃くもなりますよ!
成瀬を諦めきれずゲイバーのトイレで、「ちょっと睨むなよ、キスしたくなるだろ」「俺のところに戻ってこい。本気だ。もう二度とお前を悲しませるようなことをしない。約束する」などと耳元で囁いてきて、うわぁ・・・碌でも無い男だよ!と思いつつもイイ声に酔ってしまいました(><)


水島さんの妖艶小悪魔青年もいいですねv意地悪な感じがします。みんなを遊び道具だと思っているような幼い感じも残しつつ、はっとするような色気も見せ、ちょっと!本気でないなら苅谷から離れなさいよ!弄ばないで!と何度か思いました(笑)。


あと、浜田というちょい役で中村さんがご出演されているのですが、声が今よりも若かったです。6年くらい経つと多少変わるものですね。今よりお芝居も大分若く、成長されたのだな~と思いました^^上から目線ですみません<(_ _)>



Hシーンは2回
正直、1回目はこんな唐突で無茶苦茶な展開おかしい!(笑)と思いましたよ。
Hの練習をさせてくれと言って最後までしてしまうって・・・なんですかそれは(^^;
そんな簡単に押し切ってしま・・・える苅谷の犬っぷりw!!!
苅谷は童 貞なのですが、ちゃんとらしさが出ているんですよね~v
挿入してからどうしていいのかわからないまま焦ったり、成瀬の中にきゅうきゅうと締められて余裕なくなって高い声が出ちゃったり。かっこよさなんてゼロなのですが、がんばれー!と応援したくなりました^^
おまけに受けは平川さんですからねぇ。妖艶に、そして1年も男性としていなかったという設定ですから感じまくってしまって・・・もうドロドロです(><)
私に言えることは・・・非常にえろかったですよv
2回目は短めなので、この1回目を堪能していただきたいです。
余談ですが・・・川島さんに「ア○ルセッ○ス」とかそういう系統の単語を言われると所在なくなり遂には正座しまいました(^^;とんでもないものを聴いてしまった気分です。
・・・いや・・・他の方がおっしゃるのを流せるくらいには耐性がついてしまった自分が怖いです・・・orz



私がこの作品を気に入っているのにはもう一つ理由があります。それは苅谷がどこまでも純粋であったということです。
あらすじを読むと大凡結末は二択に絞られるかと思います。
苅谷は時々本当に親しい先輩としてしか見ていないのか?と思う程成瀬のことで熱くなります。特に好きなのがこちらのシーン。


「苅谷……」
「宇藤さんと出かけていたんですか?」
「ああ……」
「まさか、よりを戻したりしませんよねぇ」
「酒くさ。お前には関係ないだろ。じゃあな」
成瀬、家に入ろうとする
「っ!」
こじ開ける苅谷
「おまえ!」
「酷い男だってわかってるのに、どうして」

「うるさいな。お前にはわからない魅力があるんだ。どうしようもない男だけど、すごく大人なんだよ!困ったことがあっても、誰かに頼ったり甘えたりしない!」
「それは俺への当てつけですか!」

苅谷、扉をドンと叩く
「どうしてですかっ…」
「苅谷…」
「俺はもう先輩のことを、心配する資格も無いんですか?セッ クスだけでいいなら、俺だって相手くらいできますよ!すぐ上手になります!先輩が練習させてくれるなら…」

苅谷、成瀬を押し倒す
「なにすんだよ!やめっ!」
「ん……教えてくれるって言ったじゃないですか!もっと何度でもさせてください!…俺……・」
「かり、や……何考えてっ……」


成瀬は苅谷への思いを断ち切る為に嘘を吐いてはぐらかしますが・・・。

苅谷の言葉全てに怒気と興奮が混ざっています。つまりは嫉(略)もごもご・・・。
他にも宇藤や浜田相手に激昂しているシーンがあり、ただの情の域を超えているような・・・。
聴衆は気付くはずなのです。本当は・・・
では意外と苅谷は強かなの?それはそれで犬ではなくなってしまう・・・と少し考えたのですが、そうではないのですよね。谷野に好かれる為のアドバイスを成瀬に求めながら、彼は(略)。
ああ~どこまでも純粋な大型犬だわ!と思ったらもう愛しくて愛しくて、書いている今もリピートしたい気分なんですよねぇ^^



ブクレの苅谷目線のSSも萌えますし、ぜひインタビューの載ったFUNBOOKもお読みいただきたいです。
はぁ・・・サイバーフェイズ・・・(´・ω・`)