- 【コミコミ&初回特典付♪】レオパード白書・2
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BLCD「レオパード白書 2」を聴きました。
2011年9月30日発売 原作:扇ゆずは
出演 鈴木達央 遊佐浩二 武内健 花田光 他
『レオパード』のホスト・燐花は19歳にしてセ○クスに飽きていた。暇つぶしに出た補習で、DTっぽいメガネの教師・薬師寺が男とデキているのを知った燐花。ちょっとからかうつもりで手を出すと、薬師寺が豹変し……。噛み付くようなキス、乱暴な愛撫。ケンカとセ○クスから始まる扇ゆずはのNo.1ラブセリエ、燐花篇登場!!
周防燐花(CV.鈴木達央)
留年中の高校生だが、既に「レオパード」のホストとして枕営業で大金を稼いでいる。しかし、最近はHに飽き女性の前でもイ○ポ気味。
退学の危機に陥っており仕方なく補習を受ける。補習担当の教師薬師寺に興味を持つ。頭はとても良い。
薬師寺灯(CV.遊佐浩二)
高校教師。普段は頼りない雰囲気だが調子に乗る周防に別の顔を見せる。
電話で交際相手(不倫)に別れたくないと必死に頼む姿を周防に見られてしまう。
真面目な性格で、世間知らずな一面もある。
雛胡(CV.武内健)
周防の同僚。
(↑ブクレにキャラ紹介が載っていなかったので適当にまとめてみましたが・・・捉え方が違っていましたらお知らせください。)
鈴木達央(周防燐花)×遊佐浩二(薬師寺灯)
この声優さんにこんな役を演じて欲しい
誰しもが求めている演技なのに
そうそうこれが聴きたかったのよ![]()
と思うことは時々あります。
でも、それも結局主観でしかないと、冷静になれば・・・いえ、自信が無いからか声に出すことをせず、結局一人でこの役はぴったりだったな~と微笑むのです。寂しい話です。
(感想にはぴったりでした!と書くこともありますが、大半があくまで“私の中では”の話です。)
しかし、どんなに自信を持って最高に合ってました!と述べる方がいても、やはりそれも最終的には主観と片付けられてしまうかもしれません。100人居て100人同じ意見なんてまず無いです。
その“主観”と“客観”の境界線が難しいのですが、無理を通して私は今作の鈴木さんと遊佐さんは、主観と客観両方の面から見てぴったりで、感想一行目の訴えが通じると確信している、と書きます!![]()
周防は、チャラくて俺様なホスト
。女に飽きて、人生にも退屈しているように見えます。枕で大金
を稼ぎ手に入らないものもなく、自信満々。全て知った風。世間ずれして可愛さが微塵も感じられません。
低音で自信たっぷり、鼻にかけるような話し方。表面的な言葉を滑らかに発する詐欺師のようなホストっぷり。
ここまででも、鈴木さんに演じていただけて周防の人間性は立体的に浮かび上がってきた、と思いました
。
しかし、ここからが本番!鈴木さんのそういう演技が素晴らしいなんてことはどなたも御承知のはず!![]()
恋なんかしたことないし、Hは仕事、と心が冷めきっている彼の心に火が点いてからの変わり様と変われない部分の混在が見事なんです!![]()
暇つぶしのはずだったのに薬師寺の知らない姿を見て深みにはまっていき、恋を自覚してしまったら最後。それまでの淡白さが嘘のように、待ち合わせに来なかった薬師寺を問い詰めるような場面も・・・!!!
「昨日なんで来なかったんだよ!放課後ここで待ってろってあんた言っただろ!」
「ふわぁ。(あくび)そんなこと言ったか?」
「言った!!!だから、6時間も待ったっつぅの!ケータイ掛けても電源切ってんじゃねぇか!意味ねえだろ!」
この必死さにニヤリとしてしまいますw
周防は賢い青年なので、恋をしたと認めてもいますし、どんな言葉を用いれば薬師寺が自分を恋愛対象として見てくれるかもわかっています。
しかし、冷静に分析できるのに、大切な時には想いと裏腹な言葉ばかりが出てきて、本人ですら理解できず
自分との葛藤が繰り広げられます(笑)。
おまけに、薬師寺がこれまでどんなタイプの恋愛をしてきたかも解析済みで、“Hのプロ”の自分が尽くすだけではないお互い気持ち良くなれるHを教えてあげようとするのですが・・・
「んっ」
「どうした、周防。そんなにがっついて。まだ玄関だぞ。別に、ここでやってもいいけどな。……ん……」
熱いキス
「駄目だ。ちゃんと行儀よくベッドの上で、だ」
「いいぜ。望むところだ」
「ベッドはまだ駄目だ。あんたも服を脱いで」
薬師寺、服を脱ぐ
―人前で脱ぎ慣れている。この人が、今までどんなセ○クスをしてきたのかわかる。一方的に支配されるセ○クス。乱暴で、一方通行だ―
「ん」
―知って欲しい。俺は違う―
「ん」
「ん…ん……」
―俺は、これが仕事だった。女たちの心を、セ○クスで金に換えて来た。あんたに教えてやる。1回100万円。とっておきのセ○クスを―
「ん…んんん」
「はぁ……」
「ん!」
―どうか、俺に夢中になってくれ―
「はぁ…ぁあ……きもち、ぃぃ」
ドキリ
「っ!あっ!」
……
「…まぁ、あんだけ大量に出したんだ。そんなすぐに復活なんて、普通無理だって。ちょっと早くイっちまうくらいなんだよ。気にするな。まだ若いんだ、こういうこともある」
「はぁ」
「ちょっと、いや、正直かなりはや……はっはは!ぁ、悪ぃ!でも、出ちまった後のお前の顔ったら…だめだ!まじで我慢できねぇ!」
薬師寺爆笑
ああ、愉快愉快(笑)←性格悪いなぁ(^^;w
基本的には最初から最後まで周防というキャラは崩れません。そう思えるのは、薬師寺以外の人間の前ではポーカーフェイスを貫いているからのような気がします。
最終的には関係のあった女性たちとの付き合いも清算しましたし、ホストも辞めます。その時、第三者の前では薬師寺に出会う前と同じような雰囲気を纏って、しかし以前より紳士的にさよならを告げました。
ところが、薬師寺絡みになると心の中は冷静を保っていられず、簡単に動揺や焦りが聴いている側に伝わります。嬉しいとか悲しいとかムカつくとか、薬師寺に振り回されているのを知っているのは本人とリスナーだけ、と言うのがたまりませんw![]()
と、私は鈴木さんの演技からこんな風に周防というキャラを受け取りました。
ただの挫折知らずのホストを演じていただいてももちろん構いませんが、その部分を残したまま表情を変えていく演技はもっと素敵です
まだまだ周防も若かったんだな~と途中からは見守る年長者の気分に・・・(ぇw)。
薬師寺は、気弱な生物教師。頼まれると断れないタイプで損していることも多そう。真面目で優しいけれど頼りなさげで・・・。しかし彼には裏の顔があったのです!本当はもっとズバズバ言い口も悪く腕っ節
も強い!
二面性のあるキャラ(しかも教師
!!!)を遊佐さんが演じれば、それはファンならずとも飛び付きたくなるのでは?
しかも
「大人しくしてりゃ調子に乗りやがって。何が自立してるだ。パパに面倒見てもらって、やっと卒業できる癖に。ガキがホストなんて、笑わせるんじゃねぇ」
他のシーンでも
「可哀想なヤツ。人を愛したことも、愛されたこともねぇのか、お前。自分が可哀想な人間だって、もっと自覚しな」
「っ!」
「それとな、お前が卒業できようができまいが、俺にはどうでもいいことなんだよ。勘違いすんな。じゃあな、クソガキ」
こんな強気で軽蔑の眼差しを向ける教師が受けだなんて!!!どう落ちちゃうんですか!?どう善がっちゃうんですか!?
ぜひ遊佐さんの声で聴きたいです!!!よね!!!
(←強制的w)
でも、そこは今回当前と言い切って流します。想像するだけできっとはまっているはず!と思えてしまいますから。
薬師寺というキャラが面白いのは、裏の顔が真の顔とは言い切れないところにあると私は思います。
別の顔も見せ隠す必要もなくなったので、周防の前ではフランクに話をしますが、根本は真面目で気弱なのですよね。
好きになった人にはいいように弄ばれていると言えると思うのですが、いつも不安がつきまとっていて、媚びて縋ることに必死と言うか・・・。そして、その弱い部分を周防に言い当てられ、強がってはみるものの的を射ていると後で思い知らされる、というのを繰り返します。
男っぽい男の人ですが、少女マンガや小説
が大好きで乙女的思考を持ち合わせている等可愛さもあり、なんとなく放っておけなくて、周防が心惹かれた
のも必然であったのではないかと。
今作では遊佐さんのそういう微妙な感情の出し方の違いに惹かれました!
もう教授との不倫は辞めると誓い携帯
を折っちゃうような激しい一面もあり、薬師寺を蔑むような部分もあり、上に書いたような一面もあり、きちんと本人の言葉を聞いていないのに誤解してショックを受け荒むこともあり・・・。それでも常に根底には繊細で誰よりも愛されるのを望んでいる人であるということが流れています。
それは遊佐さんの口調に影のあるように聞こえる独特の含みがあることと、あの声から作り出された演技がうま~く混ざり合って複雑な色味
を出していることが大きく関係していると思います。
乱暴な言葉も消え入りそうな切ない心情の見せ方も、もちろんHでの乱れっぷりも、十八番の演技をてんこ盛りにしているので、個人的には初めて遊佐さんのBLをお聴きになる方にもお薦めしたいです
Hは短いものや愛撫だけも入れて5回。
表向きはセ○レのような感じでしていることが多いですが、くんずほぐれつしているのを聴いていると、本当は同じ気持ちだろうに・・・と思えることでしょう。ですから、普通に愛情のあるHをたくさん聴いたと思っていただいても構わないかと。
個人的には先程抜き出したシーンの薬師寺の色っぽい台詞が一番好きですv
周防も薬師寺もなかなか素直にはなれずすれ違いが続くのですが・・・さて、どう決着するのか!!!お楽しみいただきたいですv
二人の何気ない会話(大抵は周防がからかったり噛みついていったりしている気がしますが・・・)にも萌えポイントがたくさん存在しますvぜひ何度も聴いてたっくさん見つけていただきたいです~^^![]()
なっんっとっなっくっ・・・それで終わり!?という不完全燃焼な気持ちもあります
。二人の想いが通じ合った後の話が聴ければもっと良かったです!
すれ違いが続いた割にはあっさりとくっついてしまい(色々悩んだり葛藤はあったようなのですが、その辺の描写が駆け足だったのですよね・・・)、くっついてからのHも無く・・・ちょっと残念でした。
すれ違いの時間を鞭と例えるとして、聴いている方にその後飴
をこれでもか!というくらい与えてくれたらもっと・・・!
全体的には良かったと思いますv
話の内容はよくある漫画的だと思いましたし、キャラも単体で見ていけば既存のものかと。
それでも面白いと思えるのは、その王道
の部分を組み合わせた話を聴く機会が実は意外と無かったり、王道だからこそ聴きたいと思える安心感があったりするからと言うのが私の意見です。
どんなに素晴らしい作品でも、棚の奥深くにしまい込んでいるものがあります。そのような作品は置いているだけで強烈な存在感や威厳を放ち、なかなか再生する気にはなりません。
しかし、今作はいつも手前に置いておけてケース
の蓋を軽く剥がすことができます。もちろん良い意味にお取り下さい。
そんな気軽さと、適度な充実感、両方を兼ね備えた一枚です。
私は1を聴いていませんが全く問題なく楽しめましたので、ご興味お有りの方は安心してお手に取ってみください![]()
