BLCD 『キャッスルマンゴー』感想 | 半腐女ry生活?

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(と言いつつ、中身はドラマCDの感想ばかり・・・w)

Dramatic CD Collection キャッスルマンゴー/(ドラマCD)
¥3,150
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BLCD「キャッスルマンゴー」を聴きました。
2011年8月24日発売 原作:木原音瀬 作画:小椋ムク
出演 近藤隆 石川英郎 他


ようこそ、愛を育む場所「キャッスルマンゴー」へ。自宅がラブ///ホテルの万は、ある日AV撮影の為にやって来た監督の十亀と出会う。初日から男優と間違えられたりズボンを下ろされたり、とにかく印象は最悪!しかもゲ///イだと公言する十亀が弟の悟と仲良くなっていくのが気になってしょうがない。心配した万は十亀を弟に近付かせない為に、ある行動をとるのだが…。


城崎万(CV.近藤隆)
有名な進学校・私立青峰高校の2年生で、学年主席。父親が残したラブ///ホテル「キャッスルマンゴー」の最上階に住んでいる。十亀と仲良くする中学生の弟・悟のことが心配でたまらない。真面目でしっかり者で、背が高く大人っぽいが、素直になれず強がりなところもある。
十亀俊司(CV.石川英郎)
AV制作会社「カレイドフィッシュ」の監督でゲ///イ。無愛想でガサツな振る舞いをするが、意外に常識人。撮影には妥協しない。自分の弟に似ている、悟を可愛がっている。万の顔は好みらしいが、キャンキャン噛みついてくる子供では無く熟れた大人が好み。


石川英郎(十亀俊司)+近藤隆(城崎万)



原作が大好きなので、CDの発売を本当に楽しみにしていました!!
その前に少し書いておきたいことがあります。
原作は小説として書かれているのでしょうが、今現在発売されていない中で、何を主軸に見れば良いのでしょうね。
コミックスになっていることで、読む前には想像のつかなかった付加価値がたくさん生み出されています。
木原先生の小説は、必ずと言っていいほどイタい展開が待っています。それをわかっているのに読むことを止められず、読後には心にへばりつきぐったりするのに、他作品も手に取りたくなってしまう不思議な効果をもたらします。
でも、それに慣れて反抗心が芽生えたのか、「キャッスルマンゴー」は発売されてもすぐには手に取れませんでした。しかし結局誘惑に負けて購入してみると・・・イラストによって刺々しさが軽減されていたのです。小椋先生は柔らかくて温かな絵をお描きになりますよねブーケ2。普段は可愛らしい男の子をお描きになることが多いので敬遠しがちですが、しっかりしたタイプの男性2人なのですんなりと読めましたグッド!
そして、木原作品であることはわかっているのに、もし途中で壁にぶち当たりイタい展開になったとしても、真の意味でのハッピーエンドになってくれるのではないか?という期待感を久々に持ちました。
お二方の良いところは伸ばし合い、癖はマイルドに溶かし、相乗効果が発揮されています。



ここで本題に入りますが、木原作品という意識で見れば何らおかしくはありません。声優さんの演技は完璧です。
しかし、小椋先生のイラストのほんわかさをプラスして今作は成り立っていますから、ほんの一部ではありますが、近藤さんの演技は少し万を必死にし過ぎたようにも思えました。
普通にお話しされている分には問題無いのですが、吹き出しの欄外に書かれているような細かな台詞の話し方は、万ではなく近藤さんだな~と思ってしまいました(例えば・・・ラーメンのつゆに店主の指が入っていた時のリアクションとか。ただ、そもそも原作と台詞自体違うので、このようなことを書くのも違うのかもしれません)。
小うるさくてごめんなさい<(_ _)>あせる
ですが、全体的には合っていました!!!ニコニコ
万は数奇な人生を歩んでいるなと思います。

ラブ///ホテルラブホ経営をしていた父が死去。現在は母と弟と共に父の残したホテルを切り盛りし、住まいはホテルの最上階。将来の夢は父の後を継いで立派にラブ///ホテルを経営すること。
ラブ///ホテルという場所は現実的ですし話にもファンタジーで終わらせないものがありますが、どこか遠い世界にも思えます。
ただ、場所や設定は抜きにしても、人間の心情というのはいつもどこか共感・納得できるものがあるので、キャラ萌えやストーリーを楽しむ以外にその辺も注意深く聴いていただきたいです。
父と交わした約束。家族を守るということ。言ってはいけない将来の夢。弟と比較されることと劣等感。甘えたな子供の部分を大いに残している。
万は優しくしっかり者で人から嫌われることも無さそうですが、感情は誰の中でも複雑に生きているのですよね。
近藤さんはお兄ちゃんらしさと、弟に近づく敵(十亀)に噛みつく家族を守る父親代わりの部分と、優等生で他のクラスメイトとは一線を画す大人びた雰囲気と、十亀の前でだけ見せる優しくあどけない顔を、声だけで感情が読み取れてしまいそうなくらいはっきりと、しかしどこか憂いも残し、演じてくださっていました^^
物語が進むに連れて、万の十亀に対する気持ちは変わっていきますが、その差が歴然としているので、着実に進展しているな~と思えて(・ω・)bですビックリマーク


私は制作発表のあった後に原作を読みましたが、十亀が登場した瞬間から、これはナイスキャスティング!ぴったり!と小躍り小躍りするくらい嬉しくなりましたv
あんな声で、あんな演技をされるはず!と想像すればするほど期待で胸がはちきれそうになるんですよね~!ドキドキ(←どれだけ楽しみだったんだ?w)
聴いてみて最初に思ったのは、予想以上に低音!!!ということでしたが(もう少し地声に近い中低音くらいで演じられると思っていました)、十亀の佇まいや言い回しは想像通りだったので大満足です!
石川さんは、本物の大人の男性を演じさせるとピカイチキラキラ!と私は思っています。子供心を持ち合わせたちょっと可愛い大人よりも、こちらから見る分には完全な大人。優しいから手を伸ばせば掴んでくれるけれど心の底には届かない、その目に見える世界を教えて欲しくなる憧れの男性・・・が似合うのです(><)(あくまで私の中で、ですけれど)
そして、今回も理想が形になっているのです。
普通の言葉でも、卑///猥な言葉でも、“キマる”んです!!!
「いいんじゃねぇか。屋根のある家に住めてんだろ」
「ちょっと付き合え」
「ラッピングのビニールは、海に捨てられないだろ……墓参り」
「汁///男優のくせに勃///たねぇ奴が多くて、汁気が足んねぇんだよ」
↑こんなことを吐いても下品にならないんです!晴れ
十亀の枠に寸分の狂い無くはめてくださるんですよ~!シビれます!!!
バラバラに抜き出したので一体何のシーンなのかさっぱりわからないかもしれませんが・・・聴いてみてください<(_ _)>


最後の擦りつけるシーンが入っていなかったのは残念ですが、個人的には、一番楽しみだった
「ちくしょう。やりてぇなぁ。ぉぃ、十八まであと何ヶ月だよ」
が聴けたのでもう十分です^^きゃっ
きっと、万を抱き寄せて吐き出す息には煙草の匂いが染みついているけれど、その香りに鼻腔をくすぐられそうな気がします。本能を抑え込んで口にした欲にはとてつもない官能的なスパイスが含まれているのでしょう。
そんな、素敵な言葉と言い方ですvラブラブ


あとは・・・クラスメイトで友達の春日@島崎信長さんのあほっぽい演技が可愛かったですw
委員長の万には特別親しい友人も居ないのですが、春日が持っていたAV(キャッスルマンゴーで撮影した十亀作品)を拾ったことから親しくなります。
頭の中はエ□だらけでw、将来はAV業界に就職すると断言できたりw、十亀本人に会えた時には作品はバイブルです!と言えちゃったり、参考書を見に行ってもエ□本コーナーに釘づけになったり・・・ほんっとーにエ□で生きているような子なのですが(いや、本当のことは知りませんが(^^;)、ぽわ~んとしていて、憎めなくて、コミックスからそのまま出て来たかのようでしたニコ

他は・・・悟の声優さんが男性だったのには少々驚きました。もちろん思春期の感じは出ている声でしたが。てっきり女性が演じると思っていたのですが、私のイメージの悟が幼かったのでしょうね。



今日はこのシーンを選んでみました。
夏休み、AV業界でバイトしてみたいと言う春日の為に十亀に頼んでみるとあっさりOK。しかし当日春日は熱を出し来られなくなります。代わりに万が手伝いに行きますが、色々ごたついていて十亀の撮影に大道具として付いていくことに。
撮影は無事終了したものの、荷物を取りに行っている間に置いていかれてしまった万。雨も降り出し一人撮影場所で人が来るのを待っていると、気付いた十亀が迎えに来てくれます。しかし、おんぼろの車なのでエンジンがかからず、止むまで車内で待つことに・・・。十亀は濡れた万に服を貸すもののくしゃみが止まらないので、万を膝に抱っこし・・・


「やっぱ狭いなぁ。椅子を倒すか」
いつの間にか寝息を立てる万


父が生きていた頃の夢を見る
『万、おいで』
『お父さん!』
『お父さん!お父さん!』
父に抱きつく幼い万
『ふふっ…どうした?』
『お父さんの腕の中は、あったかいね』


万、目覚める
「はぁ……」
―ああ、そうか。林に取り残されて、雨が降って……それで……この人が来たんだ―
―雨は止んだけど、あったかいから……―
再び眠りに落ちる万
「…ふぅ……また眠っちまったのか」


雨が止んで空が白んで来た時の、温かな日差しが今にも注ぎ出しそうな、そんなほっとするシーンです。
ピアノピアノ②の奏でるBGMも美しく、思わず顔がほころびましたv
万と十亀の関係性の進展も、この僅かな台詞だけでどなたにもおわかりいただけることでしょう音譜



特典CDは近藤さんと石川さんで約13分。
トークテーマは「収録の感想」「相手のキャラの感想」「一番印象に残ったシーンや台詞は?」「お二人が初めて出会った時の第一印象は?」
近藤さんでも年上の方で、石川さんが最年長の現場だったそう!お若い声優さんが多かったんですね~。
絡みが無いことでストーリーに集中できたとのこと。こういう作品はどんどんやっていった方がいいともおっしゃっていました。

やはり絡みシーンに振り向けるパワーは比重が大きいんですね。勉強になります。
朝の4時までキャラの設定資料や過去についてのことをノンストップで読んでしまったと石川さん。相当重く暗いようです。

やっぱり暗いんだ・・・orz単行本派の私はお二人よりも知識がありません(;´Д`A ```しかし、石川さんはそのシーンをぜひやりたいとおっしゃってくださっていたので、叶うなら私も早く追いついてどっしりと構えて聴きたいです。
印象に残ったシーン・・・というか、寝てるぐぅぐぅシーンが多かったとお二人ともおっしゃっていましたw
近藤さんと石川さんが初めて出会ったのはいつだったのでしょうね。お二人とも覚えていないそうなので、どの作品かわかる方は教えて欲しいそうですw
ただでさえ作品が大好きでしたのに、お二人が熱心に作品のトークをしてくださったので、もちろんCDも含めて、ますます好きになってしまいました!早く続きが聴きたいですね~!



コミックスが1巻しか発売されておらず、中途半端に終わってしまったのはやはり残念。
最後のお祭り金魚のシーンを次回に持ち越したところは良かったと思います。
原作待ち中の私としては、待つことに慣れてしまったのか、最初に想像していたより続きを渇望することもなく・・・発売が決まったら予約しなきゃ~!と、意外と大人しい気持ちでいます。
ただ、CDから入る方は完結するまで待った方が良いかもしれません。一気に聴きたい作品です!!