BLCD「雫 花びら 林檎の香り」を聴きました。
2011年3月23日発売 原作:川唯東子
出演 鈴木達央 森川智之 高橋美佳子 飯塚昭三 花輪英司 他
酒が飲めない営業・榛名の使命は、頑固な造り酒屋との取引。だが怖いと評判の蔵元の代わりに彼を迎えたのは榛名好みのイイ男。後日、偶然職場で見かけた彼・中川に榛名は運命を感じて…!?
榛名睦樹(CV.鈴木達央)
若竹酒造との取引を熱望する会社の営業。アメリカ生まれの帰国子女で、モノをはっきり言うタイプ。
中川秋作(CV.森川智之)
若竹酒造を手伝っているが、本職はSE。無口で無愛想な性格。恋愛には興味が無いの一点張りだが…。
中川春菜(CV.高橋美佳子)
秋作の妹で若竹酒造の跡取り。人懐こく明るい性格。
蔵元(CV.飯塚昭三)
秋作と春菜の祖父で、幻と呼ばれる吟醸酒を造る若竹酒造の蔵元。頑固な性格。
森川智之(中川秋作)×鈴木達央(榛名睦樹)
あくまで私の中での話ですが、平均以上に面白い作品というのはある程度作品内に出て来る、例えば職業のようなものを丁寧に描いていると思います。
説明がちょっと難しいのですが、例えばカップルの心理描写を大切に描いている作品はまた別の話です。
仕事が絡んでくる話限定になりますが、職場恋愛のはずなのに、実際には何の仕事をしているのかわからない・・・なんてこともありますよね。それなのに仕事はしています!と強調してくる作風は大抵微ry・・・げほげほっ
前置きが長くなりましたが、このお話は面白かったです!
好みもあると思いますが(詳しくはこの後書いていきます。)、酒屋に足しげく営業に通い(通って親しくなっていき契約に漕ぎつけるまでの描き方は漫画的ではありますが、楽しく聴けますのでOKかな、とv)、お酒の作り方に関しても多少の説明はありますので、話に入り込みやすいです
。
榛名はお酒が苦手な事に加え無知なのですが、怒鳴られたり塩撒かれたりしながらも、中川家の方々がきちんと説明してくれるので、一緒に営業し、交流している気分になりましたv
タイトルの「林檎の香り」も聴いていく中で理由を知ると実際に香ってくるようで、“雫”“花びら””林檎の香り”この三つの綺麗なワードをただ並べたのではなく、この作品の舞台があるからこそ良さが付加されるんだと気付かされます。改めて素敵なタイトルだなと思いました^^
注意点と気になった部分は4つ。
①春菜の出番が結構多いです。私はですね、春菜が可愛く良い子だったので、寧ろ彼女に一目惚れしちゃいそうになりましたけど、女性キャラが苦手な方はご注意ください。(台詞量は秋作より多い気がします。)
②榛名が若干ウザいです(^^;。彼の経歴を知ったり、キャラを知り受け入れる事により段々と慣れて行きましたが、ノ/ン/ケ相手にこれでもか!という程ポジティブに、仕事中でも押して行くのは最初は戸惑い、少々イラッと(ぉぃぉぃ)。
③話の繋ぎ方が一見わかりにくいです。一体作中で何日進んでいるのか、トラックで分けているでもないので途中時々混乱しました・・・。しかしちゃんと聴いているとシーンが始まってすぐでなくとも必ず時間を表す台詞を言っています。どうぞ長い目で見て聴いてくださいw
④BGMで主に使われるのが、ほのぼのと和なメロディなのですが・・・これは多分・・・「夏目○人帳」のアニメで、La○aのCM中にかかっていた曲ですよね。ピンポイントで申し訳ないですが・・・結構印象に残るメロディだったので、どうしてもニャ○コ先生が頭に浮かんだり・・・(笑)。要所要所で使われるのでご存知の方は頑張って(?)スルーしてください!
榛名@たっつん
今から書く事は決して過大評価ではありません。そう断っておきたいくらい、キャラが立っていて素晴らしかったです
原作は読んでいないので原作の榛名を踏襲しているのかどうかはわかりませんが、多分合っているのではないかな~!とちょっと自信有り気に主張してみたりv
一体たっつんはどこから演技を仕入れて来ているのでしょう?どなたかモデルになっている人物でもいるのでしょうか。
普通にしていれば普通の営業マンなんです。声は明るめで話しやすそう。作ってる風で無いところも良いですv(演技としては多少なりとも作っているでしょうけれど、榛名のキャラとしてはこれは地だろうな~と思えます^^)親しみやすそうですし、何度断られても諦めない精神も営業向きだな~と思います。
しかし・・・心の声があまりにもキラキラのオトメでびっくりしました!
酒屋で秋作に出会い一目惚れするのですが、も~~~この時の心の声が!!!
―うわ!どうしようヤバい!…すっごい好み―
オトメちゃんと呼びたいw
甘くてキャピキャピしてますwセ/ク/シ/ャ/ル/マイノリティの方でも色々な方がいらっしゃいますから一括りにはできませんが、その中の一部の方の実際の反応かも!とまで思えました。
心の中だけで片思いが爆発しているのかと思いきや・・・秋作本人にも好きだと言えちゃうんですから強烈です。相手の気持ちは無視ですか(笑)。
私も、この人だ!と思ったらこれくらいアタックしてみたいものですw
もちろんスルーされますが・・・嫌われるかも、断られる、と思っているのにちっともネガティブにならず、送ってもらったりキスをねだってみたり・・・。アナタ、ホントニ、ジャパニーズ、デスカ?なんてツッコミたくなりました(^^;ら、帰国子女でした。だからこんなにオープンだったんですね~!と納得しました。
最初に書いた苛立ちは、彼の一所懸命な健気さによって大分治まりました。
秋作@帝王
彼のかっこよさにじわじわと侵食されました!
過去の/色///恋///沙/汰/が原因で恋愛に興味を持てていなかった無愛想イケメンが、なぜか同性から猛アタックを受ける・・・と、秋作目線で話を辿ってみると迷惑な話ですよね(^^;(作品の主軸は榛名にあります。)
ですが、適当にあしらっていた彼がいつからか榛名に興味を持ち始めると徐々にイケメンシチュやイケメン台詞がポポポポーン!ですよ!←
シーンを重ねるごとに紅を濃くしたハート形の矢が刺さりましたv
帝王はやっぱりさすがのハイクオリティ!
黙々と仕事をこなす人間に見えます。不言実行タイプです。それが同時に近寄りがたいオーラも発しているように思えます。話しかけても低く無愛想に一言二言返されるだけ。ここでご注目いただきたいのは、この“無愛想”がしっかり出ているんですよね~!!
秋作のかっこよさはトラックが進むに連れて加速していき、聴き終わって、久々にBLのキャラにドキッとしてしまいましたよ(笑)。
彼の行動や台詞は、もしかしたらクサいのかもしれません。私は昭和臭がするキャラの方が好きだったりするので一々イケメンだな~!と思って聴いていましたが、皆様はどうでしょうか。
今回は、秋作のかっこよかったシーンや台詞を抜粋してみたいと思いますv
※ただ、断っておきますが、帝王のキャラ作りと台詞の言い方と、話の流れがあるからこそいいな~と思う台詞の数々のような気もするので・・・え?なにこれ?と思われてもスルーしてください(^^;
秋作は本職で榛名の会社に来ています。アタックしてくる榛名に休憩室で返事をしようとしていましたが社員に呼ばれ・・・。
「はい。すぐ行きます。まあいいや。また今度。これ、ほとんど飲んでないから」
「ぇ?…うん……ぁ」
―間接キス―
「あ、おい!」
「へへへへ」
「勝手にしろ」
一応告白を断る体で話は進んでいるんですけど・・・気のあるとわかっている相手にこんな事します!?天然でやってるなら相当なタ/○/シっすよ!wこればっかりは榛名の嬉しさの方に共感しましたv
繋がった後、榛名の携帯にジェスから電話が・・・。
「もしもし?え?ジェ、ス……シーッシーッ!(秋作を見て)起きてないなぁ……略」
「切れよ」
「え!?」
「切れっつってんの」
「な……!は、はい」
「昔の男は、全部切れ。言っただろうが」
あつーいキス
「俺は面倒な男だって」
―案外いいかも。縛られるって―
うん。確かにいいような気がして来るマジック!w
文字数がオーバーする勢いになってきたので他は台詞だけ・・・。
「来いよ」とか「好きにしろよ」とか、なんなのこの人!wつれないような優しいような・・・v
あと、榛名はハグで釣られてる辺りが好きです♪どんなプレゼントより欲しいのは本体っていうの・・・榛名の性格を考えるととてもわかります^^
春菜@美佳子さん
最初に少し書きましたが、とても可愛い人です^^全く嫌なところがありません。女の子ですが、榛名から見れば女友達という位置づけに近いように思いますし、秋作と榛名の関係に気付いてはいなさそうで(まず、そういう次元に春菜は居ないです。)いつも跡を継いでお酒を作りたい!ということを前向きに考えています。
美佳子さんの可愛らしさも、看板娘のような部分も、意見をきちんと持っていてリーダーシップも発揮できる妹的な部分も、春菜というキャラクターを演じるのにぴったりだと思いました^^
蔵元@飯塚さん
すごい!!飯塚さんですよなんて豪華なCDなのでしょう
いかにも頑固じいさんという風体で登場し榛名を門前払いしていましたが、認めた後は豪快に笑い人好きのするおじいちゃんになっていました!v
あまり登場シーンは無いのですが、名脇役という言葉は今回のような時に使うべきだな~と考えながら聴いていました。
笑い声も、怒った声も、長く人生を生きてきている人間なんだなと感じるにも、これだけの迫力があると蔵元に愛着が持てますし、作品の根幹がしっかりするな、と!
こう書かせていただくのもおこがましいですが・・・素晴らしかったです!!!
ジェス@花輪さん
あれ?花輪さん出てたんですね・・・。
と、コメントしたくなるくらい出番は僅かです。電話で榛名とちらちら話していましたが・・・英語での会話で、英語を話し日本語をかぶせるという手法を使っていたので、あまり声を堪能する事はできませんでした。
どこかで読んだ情報によると、続編には出番が多いという事で・・・今から続編の為に花輪さんをキャスティングしたのかな!とポジティブに考えておきますw
Hは最後に1回。とても・・・微妙でした・・・(;´Д`A ```。
BGMと共にフェードアウトしてしまい、最後まで堪能する事は叶いませんでした。
せっかくたっつんのエ□さに期待していたというのに・・・(´・ω・`)
途中までは良かったです。触って、挿れる準備をして、気持ち良く突かれて、イイ声が出ちゃってv・・・
うーむ。続きものと聞いたので、とりあえず次回に期待という事で。
特典CDはたっつんと帝王で約17分。
お二人ともキャストの豪華さに驚かれていたようです。特に飯塚さん!ここは強調されてましたv
「日本酒は飲みますか?」と帝王からの問いかけに「冬なので熱燗が美味しい」とたっつん。そこからお酒トークに。お酒の失敗の話はピーが入るからできないと言うのに、灰皿にお酒を入れた人の話は普通にしてるお二人(笑)。
テーマトークは「チャレンジしている事、過去駄目だったけれどできるようになったことは?」、「いい男の定義は何だと思いますか?その理由は?」、「恋愛に積極派?慎重派?」
ジョギングの話になり~スポーツから身体の話になり~。
腹筋5000回でお尻の皮がむけたとか・・・帝王すげぇ・・・。帝王のスポーツ話は凄い!としか言いようがありません。48キロのバーベル2個
を軽々持っていた学生時代・・・!?
たっつんが言うには、前野さんの体重が48キロだから、前野さん2人分!!!
榛名と春菜の件は、私も実は少しそう思いました・・・。BLなのに、一瞬違う目線で見てしまった(><)
残りはお聴きください。
スポーツ話はほんの一部しか書き出していませんので、ぜひご本人の口から語られるものをお聴きいただきたいですv
最後に、榛名は酒まんじゅうを食べて酔って倒れ、そんな人居ないと言われていましたけれど・・・ここに似たような経験者が居ます(笑)。すごく気持ちがわかりましたw