BLCD 『純情』感想 | 半腐女ry生活?

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(と言いつつ、中身はドラマCDの感想ばかり・・・w)

ドラマCD 純情/イメージ・アルバム

BLCD「純情」を聴きました。
2009年5月27日発売 原作:富士山ひょうた
出演 平川大輔 森川智之 遊佐浩二 楠大典 他


お前、俺のこと好きだったんだろ――ライターの戸崎は、取材で偶然、高校時代の初恋の相手・倉田と再会する。 覚えていないだろうと戸崎は思うが、倉田は自分のことを覚えていた。 その夜飲みに行く事になり、当時の気持ちを暴かれた戸崎は、戸惑いながらも倉田に抱かれる。 しかし一度きりだと思った関係は倉田が望むことで続いていき、戸崎はますます倉田に惹かれて――。


戸崎圭祐(CV.平川大輔)
自分の想いをなかなか口に出せないが、芯は強い性格。
高校の頃、倉田に片想いをしていたが、彼の転校により告白することもなく恋は終わりを遂げる。
現在はライター。恋人はおらず、そんな時に、仕事で倉田と再会するが…。
倉田将成(CV.森川智之)
戸崎の高校の時の同級生。性格はさっぱりして付き合いやすいため、常に場の中心に居るタイプ。
現在IT関連企業に勤務。昔から気になる存在であった戸崎と再会してからの、自分の気持ちが自分でも判らず…。
宮田一臣(CV.遊佐浩二)
大学時代のOBで、戸崎と付き合っていた。
今は友人として、仕事を戸崎に回している。
吉岡篤史(CV.楠大典)
戸崎の大学の先輩。実は戸崎の事が昔から好きで、宮田に連絡をしてくるが…。


森川智之(倉田将成)×平川大輔(戸崎圭祐)



ローマは一日にして成らず ということわざがありますが、この作品は「恋は一日にして成らず」を、状態を持って伝えてくれる作品だと思います。
最初に言っておきますが、個人的な趣味としては、そんなに好きな作品ではありません。
2枚組なのですが、この作品の良い所を、私は悪い方へと取ってしまいました。
1枚でもよかったなあと思うんです。特別大きな事件が起きるわけでもなく、日記のように2人の毎日の心の変化や身体の関係を描いているため、私は途中から退屈に・・・あせる
一瞬寝ましたぐぅぐぅ。ごめんなさいm(_ _"m)
ただ、逆を言えば、丁寧に丁寧に紡いでいくことで、普通なら端折られてしまうような細部にまで作りが行き届いていて、たとえば、何度も訪れる心の浮き沈みを1回1回書き出しているので、微妙な変化を知ると共感できたり、感情移入できる部分もあるかもしれませんニコニコ



戸崎@平川さん
高校時代好きで、ずっと見つめていた相手に偶然再会したら、どんな反応をするべきなのでしょうか。
戸崎は初めて会ったふりをしましたが、普通は一発で読む人が少ないという「将成」をきちんと「まさなり」と呼んでしまった辺りが、付け入る隙を与えてしまったような・・・?
今作での平川さんは無理無いトーンで、優しさが感じられる話の仕方。
倉田だとすぐわかって、心臓はドキドキドキドキ、何を言えばいいのか分からずあたふたする心模様を身振り手振りが伝わってくるように話していて、ここから「純情」な人間像を得ました。
せっかく頑張って知らんふりを続けようとしたのに、倉田から戸崎だと見破られそこから一気に身体の関係を・・・!?
(゜ロ゜;)エェッ!?
これ・・・びっくりですよ(@@)
1回だけなら・・・とついて行っちゃって、ヤリ捨てされるのかと思っていたら何度も何度も倉田に呼び出されます。
この時点でのモノローグは戸崎が担当していたため(全編に渡ってそうなんですけど、ちょっと複雑なので、また後で説明していきます。)彼の感情に流される私には、倉田が悪党にしか見えませんでした(爆)。
愛がないようで、素振りも言葉も見せはしないので、味をしめたノンケがウサギウサギのような戸崎を食い散らかしたいだけのように思えてしまって、最初は不憫で堪りませんでした。
実情をこちらが知った後も、戸崎が同じように知る事ができていたかというとそうではないので、私が最初に持っていた疑念を持ち続け、付き合っていると変わらない雰囲気の中にいるようになっても、いつ捨てられるのかとびくびくしているのがこれまた気の毒で・・・。
いっちばん最後(つまり、2枚目の最終トラック)になってようやく疑念が晴れるのですが、それまでは常に悶々とさせられました(><)
ほんと・・・ちゃんとした恋人同士になれて良かったです;;流れ星



倉田@帝王
言葉が足りない!
と叱咤したくなりました(汗)。
仕事の取引相手として戸崎に再会して、好きだったんだろ?と相手を脅迫(と取られても仕方のない言い方でした。)してHしたいんだろ?みたいなノリだったので、何こいつ!?と思ったのですが・・・
彼は彼で「純情」な人間だったんですね。
タイトルを見た時に、純情というのは、きっとどちらか一方を指す言葉なんだろうなと思ったんです。
ところが、この作品に出てくるキャラにはそれぞれ純情な部分があり、誰しもに当てはまったので、一杯食わされたなwという気分になりましたwww
モノローグを担当しているのは戸崎で、とにかく平川さんはたくさんしゃべっています。
しかし、リスナーである私が、もう倉田なんか耐えられない!ドンッこんな奴に振り回されてダッ/チワ/イフにされるのなんてごめんだわ!と憤慨し始めると、不思議と倉田のモノローグが降ってくるんです。
つまり、倉田がモノローグを言う時もあり、心情を覗ける場面があるんです。そして、知ってしまうと嫌いにはなれないんです・・・。
不器用だから、「お前を愛してるんだ!」などと熱い言葉はなく、ヤる事で愛を伝えようとしている?ようで・・・それで伝えられると思っているのが憎めません。
本当は戸崎に会うために、一生懸命仕事を片づけて調整して、ようやく一緒に週末を過ごせるというのに、絶対にそういう部分を見せません。
素晴らしすぎて、逆に悲しいです;;
特に、戸崎が吉岡に映画映画に誘われて一緒に行ってしまうシーンなんて(戸崎は戸崎で、倉田とは付き合っているわけではないし、見に行きたいと話していたものの、彼はその映画に興味がないのに連れていくのは悪いと考えたわけで・・・)後で知って瞬間湯沸かし器ケトルのように・・・(汗)。
自信が持てない純情さんも、強引な純情さんも、もっと心を開けっぴろげればいいのに・・・!
帝王は暴君で冷たいような演技と、嫉妬に駆られる演技の使い分けがお上手で、今回も良かったですvv



宮田@ゆっち
戸崎の元彼で、意地悪く今でも戸崎と何かある?と思わせぶり(でもないんですけど、そう映ってしまうわけで・・・)なので、倉田から目の敵にされていますww
明らかに倉田は牽制していて、それを元彼の余裕でかわす所が、ゆっちの演技を聴いている分には好きですv
ただ、主人公に熱中して聴くと・・・ちょっと邪mry
偶然にも、倉田が来る日に限って、仕事の都合で戸崎の家に来ていたりして・・・何度も鉢合わせる度にいやぁ~!となってしまった私って・・・入れ込みすぎですね(^^;



吉岡@大典さん
彼も純情なんですよね~。
戸崎が好きで、倉田と付き合っているわけではないという事を知って、とにかくアタックしてきますvv
仕事の関係で映画に誘い出し、趣味が合う事をさりげなく伝え、ご飯までは漕ぎつけたんですけれど・・・そこから先には進展出来ないのが悲しいところです;;
辛くて、別れしかこの先にないんだと思っていても戸崎の心には倉田しかなくて、こんなに気持ちを向けているのに、恋愛対象として吉岡を見ないんですよね・・・。
そんなもんなんですけど・・・吉岡が報われるようなアナザーストーリーがあるといいなと思いましたグッド!



さて、今回選んだ好きなシーンは、付き合っていないという不安はありながらも、戸崎と倉田が仲良く出かける計画を立てているシーン。
これは2枚目のトラック1に収録されていて、つまり、このままの状態が残りのトラックでも続いたわけではないという・・・。
もうこんなにラブラブなら、付き合っちゃえばいいのに!!


―倉田と過ごした週末が、片手で足りなくなって、最近、こういう時間が増えた。何をするでもなく、なんというか、流れの緩やかな時間―
「あ、この監督!最近仕事の資料でDVD見たんだけど、蛇の鱗っていう作品がすごくよくてさ」

「へえ」
「4月に新作の上映始まるのか。これ見たいかも!」
「4月かあ。じゃあ、だめだ。もう上映中のヤツか、せめて3月中に始まるので、何かねぇのか?」
「なんでそんな期間限定?」
「今年は会社に新人入るんでよ。それを俺が面倒みなきゃなんねぇの」
「はぁ・・・それで?」
「だから、新人の面倒と併せて、4月からかなり忙しくなるし、今みたいなペースで来んの難しくなりそうだから、その前に、ちょっとゆっくり出かけるのもいいかと思っただけだ」
「それで、映画?」
「別に、映画じゃなくても、他に行きたい所があるなら・・・」
―この話題出すのに、タバコ半本分タイミング図ってたのかと思うと、つい顔が―
「てめ、何笑ってんだよ」

「え?」
「ニヤニヤすんな、気色悪い」
「いたいたいたいた・・・無意識、無意識だって」
「余計むかつく」


ほっぺ抓られてるんですけど、この時の平川さんがとっても可愛いです(*´∇`*)ラブラブ



フリトは・・・また豚骨豚ryげほっ・・・大典さんに持っていかれましたw
大典さんは別撮りで、トークは平川さん帝王ゆっちという組み合わせと、平川さん大典さんという組み合わせで収録されていまして、前半はほぼ飛んでしまうほどの・・・(ぇw)


「えっとですね」
「はい」
「僕はですね、あれですよやっぱ、飲めないから、食べるんですよ」
「あ、それは分かります」
「わかるでしょ?」
「はい」
「大体俺がいつも注文してるのわかるでしょ?」
「わかります」
「茶色い奴がこう・・・」
「茶色い前が・・・揚げもの系がわーっと」
「そう。唐揚げ唐揚げ、ポテト唐揚げ、みたいな」
「あは」
「あとピザピザみたいな」
「これみなさん、本当なんです」
お2人笑
「今まさか、そんな唐揚げ唐揚げばっかりとか思ってるかもしれないですけど」
「本当なんです。なんか、謎の死を遂げた時検死されたら胃の中から唐揚げとかピザしか出てこない(笑)」


大典さん!そんな揚げものばっかり体に悪いですから!ちゃんと野菜きゅうりトマト人参大根かぼちゃも食べてくださいねw
このCDを聴く少し前に、唐揚げ食べたんですけど、何か、聴いてたら気持ちが悪くなって・・・(ぉぃぉぃw)。



書き起こすのに疲れたのでこれで終了します(汗)。
ありがとうございました。