さて、4回目となります道新文化センター『男のドォルハウス』教室。
今回は建物を離れて建具。窓の制作です。
今回の材料となるのは0.3mm程度の薄板とトレーシングペーパー
薄板を紙で裏打ちしたものでカッターで切り出す際にも木目に引っ張られ難いものです。
これを3mm幅に切り出してトレーシングペーパーに所定寸法で貼って行きます。
概ね左右の間は18mm
更に1mm程度に切り出して中桟を入れて行きます。
この辺りは正確な寸法を割り出して入れてゆくより現物合わせでアバウトに構えた方がかえってリアルに見えるものです。
中桟が入ると木枠部分を残してトレーシングペーパーを切り抜きます。
トレーシングペーパーで裏打ちされたかたちとなり、容易には分解しない強度となります。
ここでステインで着色。
裏側に2mm幅に切り出したポストカードで外周を囲い、その内側に0.3mm厚透明プラ板をはめ込みます。
更に3mm幅に切り出したSTウッドを外周に。
ポストカードの外枠が窓枠の裏側ののりしろになります。
これが窓枠の裏側すなわち室内側となります。
窓枠2枚出来上がり。
この2枚の窓枠を作るだけで2時間ほど費やしました。
実際手を動かすとかなり手間を要する作業となります。
しかし、リアルさの追求には手抜きは禁物。手を掛けるほどリアリティが増してゆくのです。