プラパーツも着色によりアンティーク風の封入パーツとして使用できると書いたのが前回。
けれど、メタルパーツの金属感はならではのもの。
時計の歯車やムーヴメントはエッジのシャープさが際立ちます。
ここに、ジャンク品のHOゲージの蒸気機関車があります。
おそらくは半世紀以上を経ている代物。
程度良ければいいお宝なのでしょうが、各部のダイキャストが経年でボロボロに崩れるなど状態は芳しくない。
しかし、この重量感は年代ならではのもの。捨ててしまうにはやはり惜しい。
鉄道模型としては命脈を絶たれてもまた違ったかたちで命が吹き込まれるかもしれません。
そこで、部品レベルまで分解。台車は崩壊してロッドはポキポキ折れてしまうなど劣化を感じます。
使える部品は意外に少ない様子。
取り出したのは動輪。このスポークの精密さと重厚感、これを何らかのかたちで活かしたい。
そのためには輪芯をシャフトから抜きたいが、固く圧入されていて引っ張ったくらいでは抜けない。
どうしたらいいものだろうか・・・?
できることなら傷めずに取り出したい。
調べることしばし。
米国製の引き抜き工具を取り寄せ。
頑丈なアルミ製フレームにボルトとナットを通したもの。
使い方は簡単。
車軸を切り込みに嵌めてアーレンキーでネジを締めることでシャフトを押し出します。
意外にアッサリ抜けました。
あとは長年の汚れを落として磨き上げれば完了。
ダイキャスト製スポーク輪芯の鈍い光沢感がなかなかいい感じ。
この動輪、メタルチャームなどと同じようにアクセサリーパーツとしてレジンに用いる予定。
あるいはオルゴナイトに封入しても良いかもしれません。
はたしてどんなのができるでしょう・・・?
さて、わずか3軸6輪抜いただけで用済みとなってしまった引き抜き工具。
今度はこちらをどうするかという問題に。このまま保管しておくか売却するか。
次に使う機会、果たしてやって来るのでしょうか・・・
ブログネタ:熱、最高何度出たことある? 参加中
記憶にある最高は42度。
幻覚が見えて自分が今生きてるのか死んでるのかさえ分からないほどに。
発汗も著しく布団通り越してマットレスまで染みができるほど。