下の子は1歳1カ月。そろそろ卒乳を考える時期か。
タイミングを逃すと、子どもに知恵がついておっぱいへの執着が生じてしまうらしい。

最近授乳を待たずに寝入ってしまうことが続いた。このまま卒乳できたら子供にとってベストだが、私の気持ちは?

子どもとのきずながなくなってしまうような気がして私が卒乳できない。
私は子どもをたたき起こして無理やり授乳した。
子どもはコクコクと音を立てて寝ぼけ眼ながら母乳を飲んだ。

翌日同じように寝入りばなに授乳しようとしたが、子どもは乳首に噛みつくばかりで飲もうとしない。
「アタシ、こんないたずらだって出来るのよ」
と言わんばかりに、にやにや笑っている。

もう子どもはおっぱいに興味がなくなったのだ。
(生まれながらに持っていた吸啜=きゅうてつ反射がなくなったとも言える)

子どもに拒まれた以上はもう授乳できない。
卒乳だ。

それと相前後して上の子にもうれしい変化があった。
親がそばにいなくても寝れるようになったのだ。

上の子は卒乳してからは、4歳まで寝るまでトントンを強要していたのに。(1時間半とか)
上の子が寝てからやおら布団から抜け出し家事をしていたので、大人の睡眠時間が削がれて辛かった・・・・。

今日も明かりを消してからもなかなか寝付かなかったので、
「ママ向こうのに部屋に行くね。赤ちゃんと一緒に寝るのよ」
と上の子に言うと、上の子はあっさりと
「ばいばーい」
下の子も起きていてちゅばちゅば自分の指をしゃぶっていた。

私が部屋から出た後も、子どもたちは私を求めて泣くことも時間をなく、いつの間にかそれぞれの布団で眠っていた。

授乳も添い寝も、子どもが満足するまでやり遂げた。
母親としての義務を果たした気持ちがした。