タイトルの通りなんだけど、あれって何なんだろうね。

 

ここ最近、お散歩がてら三鷹とか国分寺あたりの裏通りをウロウロすることが多いんだけど、どこのお店も美味しそうに見えて仕方ない。

実際、ラーメン屋さんとかだと解りやすいんだけど、表通りにあるようなオシャレなお店だとそんなに美味しくなさそうに見えて、裏通りにあるような古臭いお店ほど、なぜか美味しそうに見えるっていうナゾの現象。

食べ物屋さんに関しては「ちょっと古臭いお店」のほうが、知る人ぞ知るお店っていう感じがして、ビジュアル的な評価がアップする。そんな雰囲気に騙されて、不味いものを喰わされた経験はめちゃくちゃ多いハズなのにね。

恐らくの話、これも結局ドラマとかバラエティの影響なんだと思う。動画でよく見るけど、知る人ぞ知るお店にスポットを当てた番組は多い。多すぎると言ってもいい。

食べ物屋さんだと、裏通りにある寂れたお店ほど、決まって「伝説の料理人が居る」っていうのがお約束だし、古めかしい調理器具を使って、誰にも真似できないような極上の料理を作ったりする。ただ、冷静に考えたらそんなのはレアケースだし、そういうお店は「時代に対応できなかっただけ」って形で寂れてるケースが大半。

なので、今度そういう雰囲気のいいお店を見つけたら、色眼鏡で見ないようにしようと心がけようとは思う。裏通りで寂れてるようなお店は、相応の理由で寂れているのだ、という事を念頭に置くべき。

 

 


ついでに、工業学校出身だから解るけど、いい工場は使ってる道具も最新のモノだったりするので、古い町工場を見かけても、「すごい職人がいそう」とは思わない。繁盛してるお店が実際使ってるのは、こういう高級なスナップオンとかKTCとかそういうの

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同じように、旋盤とかマシニングセンタみたいな機械も、やたらめったら古かったりすると、よほどデカい工場か、大口の契約を持っているような工場でもない限り、近いうちに廃業したりする。

 

実際ニュースで取り上げられるような町工場には、それなりに腕利きの職人が居たりするもんだけど、そういうところは労働環境ももれなく昭和だったりするからね。生き残りに必死とか、使ってる道具とか、それ以前の問題で廃業したりすることも多いと思うぞ。