先日の台風で北陸新幹線が根こそぎ水没してたけど、あのレベルで水に浸かっちゃエンジンも電力系統も全部アウトだと思う。実際、NHKのニュースで見た専門家の話じゃ「恐らくは廃車だろう」みたいな見方が強いみたいだし、よっぽどの鉄道マニアに販売するくらいしかない。

水没した建物とか土地とかでも、水没したら「価値は大きく下がる」けど、無価値になるほどじゃない。一応車とかバイクも「事故車両っていうカテゴリで売買されたりする」。とはいえ、さすがに搭載している電子部品まではリカバリーできないってことかな。

SNSなんかを見ても、数十億の車両が一気にダメになったことに対する批難は当然あるんだけど、こればっかりはどうにもならんのでは…ていうのが正直な感想。新幹線にせよ電車にせよ、あんなにデカいものを安全圏の場所まで数十台を一気に移動させること自体が現実的じゃない。仮に台風が発生して、被害の予測が出た刹那に準備したとしても多分間に合わない。

なんというか、こういう大きな災害があると「行政の対策」って一段と強化されるもんだけど、水害はどうやって強化するんだろうね。

 

例えば、大きな地震に関しては建物の耐震構造が見直されて、より地震に強い形で基準が強化されたりするもんだけど、豪雨や津波みたいな水の災害に関してはお手上げに近い気がするので。実際、はるか昔から治水対策をしていたハズなのにあの被害。

もちろん、そんだけ台風がすごかったって話になるんだけど、JRが事前に計画運休を知らせてたりしてたあたりには多少の進歩を感じた。以前だったら台風だって解ってるのに駅に人が溢れかえるまでがワンセットだったからね。