子供のころ、日曜日の昼に、吉本新喜劇で
「あっちこっち丁稚」がありました。
木金堂というカステラ屋さんを舞台に3人の丁稚どん、恐いおかみさん、丁稚から養子とからかわれる旦那さん、大番頭さん、玉ねぎの食べすぎで頭が禿げた小番頭さん、犬のでんじろうなどなどいろんなキャラクターが出てきて、大笑いしてました。
それが日曜日の一番の楽しみでした。
妹達と、次にどんな面白い事が出てくるのか、わくわくしながら見ていると
12時15分になると、チャンネルはNHKに変えられてしまいます。
父の日曜日のおひるの楽しみ
のど自慢
あーあー、これから面白くなるのに!!
目がねをかけた司会者が出てきて、開催場所を知らせ、歌手でもない人の歌を聴くのも見るのもいやだ―と思いながらも
「この人は、鐘が全部なるなぁ」
「ひとつや」
「ふたつや」
と、自分達も審査員。二人のゲストの歌を聴いて、審査発表で、
「絶対、あの人やわ」
と言い合ったりしてました。
退屈に思えていた、のど自慢も思いだせば楽しんでいたんだなあと思います。
私が子供のころ、のど自慢が隣町に来た時に、母が、職場の人達と観覧に行った事があり、録画放送を家族で見て、
客席がうつって、
「お母ちゃんやー」
と大喜び
その時のゲストは、石川さゆりさんで、
「テレビで見るより、細いし、きれいやったわ。終わってからももう一曲唄ってくれはったで」
テレビでは見る事ができないものを見れた母をすごいなぁと思ったりしました。
田舎に、テレビが来るって、すごい事でした。
今でも、「この間、この辺テレビきたで」と聞くとやっぱりすごいこと
先日、実家に行くと

がテーブルの上に置いてありました。
カラオケが大好きで、月に2、3度唄いに行く父。
枕元に自分の好きな歌をリピートしながら聞き、一緒に唄ったり
過去にも地元のカラオケ大会で唄った事もあったり
「お父ちゃん、予選出てみたら?」
「俺なんかあかんで」
「お父ちゃん、挑戦しいよ。予選の応援に行ってあげるから」
父、自分であかんと言いながら、勇気が持てないだけなので、
「よっしゃ、私が応募ハガキだしといてあげる」
よくテレビで、プレゼントやリクエスト、おたよりのハガキを出すのは恐れ多くも、テレビ!!
遠い世界の事と思っていましたが、
すんなり応募ハガキを出しました。
妹が帰国したときに神戸で一緒に出し合ってスーツをプレゼントしました。(値段は、びっくりするくらい安いですが)
それを着て挑戦するそうです。
まず、予選に出れるかどうかが次の関門。
本番に出られるのは20組。
どうであれ、大好きなのど自慢に挑戦が一番
父は、アメリカに住む二人の孫を思い心をこめて唄います。