雨が降らなければ、毎日、早朝散歩を行っています。
家を出る時間は5時半であり、この10年ほど固定しています。
散歩には、必ずカメラを持って行きます。
20枚ほどの作品を入れたアルバム、交換レンズ2本と三脚を持ち、
ラジオを聴きながら歩いています。
季節により散歩の楽しみ方も異なりますが、
1年中変わらないのは散歩仲間との会話です。
単なる挨拶だけですれ違う人もいれば、
立ち止まって世間話をする人もいます。
多くの人は、5-10kmほどを歩いているのでかなり広範囲の人とお会いでき、
地域の情報が沢山得られます。
川沿いを歩けばカワセミやシラサギなど野鳥の姿を見ながら、
初めての人とも気楽に話をすることもできます。
自分が撮った写真を見てもらいながら趣味の話もできます。
日の出が遅い季節は、夜明けからの空の変化が楽しい。
特に、寒い朝ほど空気が澄んでいるので、
地平線から上空に向かってオレンジから青へのグラディエーションがきれいです。
ヘッドランプで足元を照らして道路の凍結を気にしながら歩く様な時は、
必ずお気に入りの場所で写真を撮ります。
日の出までの1時間ほどは寒さとの戦いですが、
上手く写真が撮れると寒さを忘れます。
朝焼けの空をシラサギの群れが飛んでくれたり、
車のライトが一本の光の線に写る写真も撮れます。
日の出が早い季節は、カワセミ、キセキレイ、シジュウカラ、メジロ
などの野鳥の写真が期待できます。
カワセミが餌を加えて水面から飛び上がるシーンは何回見てもうれしい物です。
ヒナが親からエサをもらっている光景も目撃できます。
カメラがなくてもいろいろな方とも会話はできますが、
持っている方が出会いが多くなるようです。
カメラを固定しているだけで話かけられることも多くありますし、
作品を見ながら話が弾むこともあります。
散歩以外でのお付き合いが始まることもあります。
健康維持のために始めた散歩ですが、
写真を撮るようになってから季節の変化を楽しむ以外の楽しみも増えてきました。