GWからまだ日もたたないけど、娘が岐阜の養老公園に行きたいと言い出し、行ってきました。
岐阜は愛知の隣なので、先日の飛騨のように遠い山奥でなければ、1時間ちょっとくらいですぐ行けます。
この公園は、子供用のアスレチックなどもあるのですが、なんと言っても、有名な『養老の滝』があるのです。
『養老の瀧』って居酒屋チェーンがありますけど、あれは、この『養老の滝』の親孝行伝説に感動した社長が命名しただけで、岐阜の滝そのものとは特に関係ないようです(笑)
雨が降りそうな微妙な曇り空でしたが、あんまり暑いと山登りはキツイので、思い切って行ってみました。
渓流を見ながら上っていきます。
最近、こんな山道ばっかり歩いてる気がしますね。
公園内なので遊歩道や階段が整備されていますが、山なので、それなりに疲れます。
霧雨っぽいような湿った天気でしたが、暑くなく、山の緑の木々がきれいです。
30分くらい登って、着きました。
養老の滝。
やっぱり不動明王がいらっしゃいましたね。
瀬織津姫のお衛りですね。
水の流れも早く、迫力あります。
説明を見ると、なぜかこの地には、奈良時代の女帝、元正天皇が二度も行幸されているそうです。
その甥の聖武天皇も。
元正天皇はこの霊水の若返りの効果?を喜び、元号を『養老』と改元したそうです。
『養老律令』とか有名ですよね。
近くの神社の霊泉。
ここで雨が降ってきました。
禊でしょうかね〜
この神社のご祭神は、菊理姫。
まあ、瀬織津姫ですよね。
後に、元正天皇、聖武天皇も合祀されたそうです。
ちなみに、この元正天皇は、持統天皇の愛息子・草壁皇子の娘なので、持統天皇の直系の孫です。
持統天皇と言えば、自分の孫の男子の即位の為に、記紀から瀬織津姫の名を消し、封印した悪役のように言われていますが、直系の孫娘や曾孫の天皇が岐阜まで、瀬織津姫系の場所にわざわざ来たりしていてるので、そんな『単なる悪役』みたいな単純な話じゃないのだと、私は思います。
持統天皇自身が『チャネラー』だったのではないかと私は思っています。
持統天皇の夫、天武天皇の領地が岐阜方面にあったそうで、何か関わりがあるのかもしれません。
私はマンガ『天上の虹』を読んでいたので、持統天皇、けっこう好きで思い入れのあるキャラですね。
大学の卒論も、持統天皇の息子・草壁皇子の挽歌をテーマにしたくらい。
いずれにしても、まさか岐阜で、こんな古の奈良の帝の痕跡に出会うとは予想外のことでした。
養老には、息子がこの霊水を持ち帰り飲ませた父親が元気になったと言う伝説があるので、ひょうたん型のお手水場でした。
お昼を食べて、娘の目的のアスレチックなどをやろうとしたら、雨がひどくなってきたので、今回は諦めて帰りました。
また後日、リベンジで。
まあ、私の目的は、この養老の滝でしたので、娘は私をここに連れてきてくれたのでしょう。
母の日の親孝行ですね
養老の名水で作った地ビールを買ってきたので、こんばんはこれとお寿司で乾杯します
若返るかも
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