ここ最近、ずっとテーマになっていた、自分の力への怖れ。
力を出すことへの怖れ。



先日のセッションで行った、怖れの解放ワークで現れてきたのは、弱った白い鳩のヴィジョン。
自分自身であるその白い鳩の癒しと、最終的な解放は、私自身の意思に委ねられていて。



この怖れは根深く、何日かかけて癒しと解放のワークを続けていると、やがて、浮かび上がってきたのは、原始の水の女神・瀬織津姫の姿。
私の魂の根源の女神。




瀬織津姫が胸に語りかけてくる。



『闇を恐れるな。闇を呑み込め。』




闇を司る顔を持つ、シリウスデジタリアの女神。
宇宙の闇の子宮から、生命を生み出す根源の女神。



女神達はいつも優しく美しい姿で微笑んでいるように見えるけれど、地を揺らし、炎を吐き、一夜にして大陸を水没させるのは女神の力だ。





私は以前、クジラだった時期があるようだ。
シリウスから、たぶん人間として転生してくる前。
全てを受け入れることを決め、自分がクジラだった時のように、大きな口を開けて、この世界のありとあらゆる闇を呑み込む。




残酷な事件、戦争、拷問、虐待、闇の儀式…世界中、歴史上、私の知る限りの全ての残虐さを思い浮かべて、呑みこんでゆく。




自分の中に呑みこまれた闇は、やがて私の胸の中の陰陽太極図の黒い部分に吸い込まれていく。







そして、全てが吸い込まれると、その陰陽の中心に女神の姿が立ち上がって来た。
そして光の柱が立ち上がる。
自分の中に熱く大きな力を感じながら、怖れの解放を命じる。




その後、深夜に満月を迎え、翌朝。
すっきりと落ち着いた気持ちで目覚める。




あの弱った白い鳩は、どこに行ったのだろう?
怖れを解放したら、軽やかに嬉しそうに羽ばたくのかと思っていたけれど。
どこにも鳩は見当たらない。
代わりに、素直で聡明な目をした鷹の姿が見える。



ああ、本来の自分はこちらなのか。
勘違いしていた自分に気付く。



シフトして軽くなっていくことで、やがては白い鳩として飛び立つのかと思っていたけれど。
それはいかにも美しく調和的な象徴に見える。




地上の価値観で、様々なジャッジをし、自らに基準を作り、制限を設けていたことに改めて気付く。
もちろん、地上では、その方が利口で上手い生き方と言われていたから。




なんだか可笑しくなってくる。
クジラじゃなくて、イルカが良かったとか(笑)
鷹じゃなくて、鳩が良かったとか(笑)
その方が愛される、とか(笑)
より深く潜れるし、より高く跳べるのに、自ら身を縮ませて、何かを演じようとしている。




いつも、軽やかに踊る妖精のような娘の姿を見て、いつも、その自由さに憧れていた。
シフトしたら、自分も妖精になれるんじゃないかって(笑)
でも、自由な姿も人それぞれ。
皆、魂の本質が違う。




そんな、いろいろな勘違いに気付くことが、ある意味、シフトなのかもしれない。
でも、この勘違い、何度も気付いてるはずなんだけど(笑)
理解にも周波数の層があって、気付くたびにそれは深くなっていく。




何度も何度も同じような道を通って、また、同じ道に戻っているんじゃないか?なんて疑いながら、それでも前に進んで行く。



それを繰り返し、繰り返し、いつの間にか、シフトの螺旋を上がっている自分に気付いていくのだ。