​最後の踏ん切り




この頃の夫は、夜になると、今日も遅い、とか、終電で帰る、とか、送ってくる生活だった





ちなみに、貴腐ワインを飲みに行った数日前は、結婚記念日でしたが、その前日も夕方出かけると、朝まで帰ってこなかった




また、ママ友のかなちゃんに誘われ、家族ぐるみでゴールデンウィークにバーベキューしようと言う話になっていた



医療者なので、連休も何もあったものではないが、それでも、この4月の段階で日程が決まっていれば、普通ならば交換してもらえることが可能だ



だが、

特殊な決まり方だから交換はできない、俺は行けないから楽しんできて、

と言われた



チョロチョロ動く子、3人連れて、楽しみよりも責任のほうが強いと思うが、

自分は好き勝手遊んでいて、私に楽しめと言う時は、子供3人連れて、というのは、なんとも自分勝手で腹立たしい




(すいません、脱線しました)


とにかく、悶々とした中



しかし、貴腐ワインを飲んだ次の日は、その連絡すらなかった



​不倫女は令ちゃんでした



今までかろうじてあった最後の信頼関係が崩れた気がした




次の日の朝、こちらの安否を確認する連絡が入ったが、それでも最後に残っていた白い部分が黒く染まったことに変わりない



このときばかりは、家が散らかってて良かったと思った




夫の携帯と連動しているiPadが、子供のおもちゃ箱に落ちていたのだ



私はiPadを開く



パスワードを打つ



まずはメールを確認する



連動していると言っても、LINEは入っていない



今どき、メールでやり取りするはずもないか、と思ったが、受信ボックスにハワイアンズから連絡が来ていた



宿泊2名で承りました


その後に続くのは、


名前は私の夫の名前と、




⚫️⚫️   令  様