『PASSION』という映画がありましたね。
[イエズス会はこの花を「五つの受難」とよび、キリストがはりつけされた地の幻影であるアッシジのフランチェスコの十字架の上で成長する花だと信じられていました。5つのがく片と5枚の花弁は、10人の使徒を、房毛の付いた花の中央はイバラの冠を、5本のおしべは5つの傷を表します。]と大変、高尚なお話がヴィクトリア・ザック著の本にありました。
原産地はブラジル南部でアメリカ先住民のチェロキー族や
メキシコ先住民のアステカ族が使っていたものをイエズス会の布教者に名つけられたそうです。
かなり、こじつけっぽい名前です。
ブラジル原産だけあって亜熱帯の植物でとても強い蔓でぐんぐん伸びてバネのような巻きヒゲで周りに
巻きつく性質です。
すごいなあ。ほしいなそれと思ったら・・・。
地上部全草に神経系疾患に穏やかに効く成分(アビゲニン、ビテキシン、ハルマン、ハルモールなど)が
含まれ[植物のトランキナイザー]といわれるそうです。
精神的緊張、精神不安、神経症、過敏性腸症候群、高血圧、婦人の更年期などに効果があり、
痛みの領域の頭痛、歯痛、生理痛などをも和らげる働きがあると言われます。
すべての神経系疾患に使え、副作用もない。やんわりと幸福感を与えるハーブだそうです。
それがなんと、寒い北海道の我が家のあります。
もう何年のなるのか判らない古株で、夏は外のアーチにからめて好きなだけノビノビさせています。
葉っぱも茎もベタベタとした蜜のような樹液を持っていて,良い匂いを放ちます。
なんとも不思議な形状の花を咲かせて、毎年何個かの実を付けます。
日本名はクダモノトケイソウ・・・トケイソウの果物そのまんま。素直ですね。
これがPASSION FRUIT(パッションフルーツ)なわけです。
PASSION FLOWER(:学名Passiflora incarnata) と
PASSION FRUIT(:学名Passiflora edulis)
微妙なところで別物なんですね。
でも、こちらも一応はハーブなんです。
でも、とある本によると、こちらも一応はハーブの扱いなんです。
葉などに同じような不安を鎮め穏やかな気持ちにする作用があります。
そして、果実にも鎮静効果があるとか。
ふわふわとしたスポンジのような皮の中には
とてもトロピカルな風味の果実が入っています。
ミカンのように小さな袋状になった中に美味しい果汁と種が
プチプチとあります。
これは美味しい『ジュレ』にして食べますよ。
3個分の果実をスプーンで取り出して、ザルで濾して
種を取り出します。
水大さじ3で種を洗い、その水を果汁に加え、グラニュー糖を
100グラム加え、中火にかけてトロミがつくまで煮詰める。
これくらいのトロミが理想的かな。
すぐに逆さまにすると日持ちが良くなります。
これが冷めたら完成。
保存中も逆さまのほうが保存状態がよい。
これはもう、たまりません。至福の美味しさ。
時々、スーパーでパッションフルーツを売っていることがあります。
ちょっと高いと思いますが、至福の風味を試してください。
他のフルーツとは比べ物になりませんよ。





