明けましておめでとうございます。いよいよ平成、そして2010年代最後の年である2019年が幕を明けましたクラッカー。今年もどうぞ宜しくお願い致します。さて、今年最初に紹介するのは、子供の(大人も!?)夢が一杯詰まったチョコレート工場を舞台にした、イギリスの有名な児童文学作家、ロアルド・ダールの代表作の一つ『Charlie and the Chocolate Factory』です。

Charlie and the Chocolate Factory

Penguin Kids Roald Dahl : Level 5 Charlie and the Chocolate Factory (リトールド版)

Charlie and the Chocolate Factory (オーディオブック)

 

ストーリーは、主人公の少年、チャーリー・バケットは粗末な家で心優しい家族と慎ましやかな暮らしをしていた。毎日の食事がキャベツスープという暮らしの中での彼の楽しみは、年に一回誕生日にだけ買う事が出来る大好物のチョコレートを食べる事。チャーリーの家の近くにあるウィリー・ウォンカという男が所有する工場で作られているそのチョコにはおまけとして世界中でたった5枚しかないという「ゴールデン・チケット」が入っていて、運よくそのチケットを引き当てた人はウォンカの工場を見学する事が出来るのだ。チャーリーはそのチケットを手に入れたいが、残念な事に彼の買ったチョコにはそのチケットは入っていなかった。ところが、彼のおじいさんがチケットを引き当て、チャーリーにプレゼントしてくれた。遂に訪れた工場見学の日、チャーリーと両親は期待に胸を膨らませて工場に行き・・・。

 

という感じです。チョコレート工場の主・ウィリー・ウォンカを始め、そこで働く小人のウンパルンパや、「ゴールデン・チケット」を引き当てた他の4人の子供達と親達といった登場人物のキャラが超がつくほど個性的で、どんどん読めてしまいます。家族愛の話や、勧善懲悪ではあるものの教訓的な要素もあり、まさにこれぞ児童書の王道まじかるクラウンで、小学生ぐらいのお子さんが読むのに丁度良い一冊です。読み終わった後、本当に大切なものとは何かを考えたくなる本だと思います。ベタなストーリーではあるものの、ダールのストーリー・テリングや表現の上手さもあって大人が読んでもジーンほっこりとくるものがありますね。

 

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で映画化もされていて、ヒットしたため、恐らくこちらの方が原作より有名なので、映画からこの作品を知った方も多いと思われます。他のダール作品同様今作もブラック・ユーモアが効いているので、活字ですと面白く感じる描写が映像になるとグロテスクに感じる所もありますが、原作を生かしてバートン、デップ流に上手く料理した作品で、一見の価値アリグッド!です。劇中で歌われる歌も、歌詞はシュールですが(笑)一緒に口ずさんでしまう様な楽しい曲調のものばかりなので、サントラもお薦めですグッド!

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チャーリーとチョコレート工場 オリジナル・サウンドトラック

 

英語は、こちらも他のダール作品同様に、児童書としては難しい部類ですが一般のペーパーバックが読めれば丁度良く感じるレヴェルだと思います。

 

邦訳も出ています。

チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

 

余談ですが、このチョコレート工場は、イギリスの会社「キャドバリー」社の工場がモデルになっているそうです。ここのチョコチョコレートは濃厚で美味しいですよねラブラブ年の初めに、あなたもチャーリーと一緒に「夢のチョコレート工場」に旅に出てみては如何ですかウインク

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