憲法語言論 西田氏 歴史認識問い直して(2025年5月13日沖縄タイムス主張欄)
京都選出西田昌司参議院議員が沖縄での憲法記念日の講演会で、数十年前ひめゆりの塔「参拝」の折、説明を聞いた時受けた印象を「あれはひどい」、「歴史の書き換えだ」と語ったという。
記事が出た早々、強い胸騒ぎがしたが、6日付社説「学徒の証言に向き合え」を読んで、改めて何が問題か確認した。
「歴史の書き換え」というあまりの暴論に私もすぐに「ひめゆり平和祈念資料館」のことを思い出した。
同資料館はそれまで「殉国美談」として語られた自分たちや亡くなった学友たちの戦争体験は何だったのかを問い直し、元学徒隊の生徒たちが中心になって全国から証言や資料を収集し、歴史的に検証して開館した。
ただのイデオロギー対立ではない。西田氏は資料館を訪問し元学徒隊の事実の検証に向き合い、ご自身の歴史認識を問い直すべきだ。
*西田発言、その直後の神谷発言そして、辺野古事故を機会にした文科相や沖縄相の平和教育介入。戦後沖縄県民が苦痛を押して発言してきた沖縄戦の証言に自民党、政府は国防の名目で一気に戦前の軍国主義国家継承の歴史の読み替えを進めようとしているのではないか。現場は大変だが発言しないと戦後憲法に基づく歴史観は封殺される。高市自民、維新政権に現れている平和教育介入を許さない。