憲法語言論 おはようございます。人道支援と国家支援

 

積極平和主義 邦人に危険大(2015年2月8日付琉球新報声欄)

 

 1月27日の衆議院本会議の各党代表質問において、民主党の前原誠司議員の、「イスラム国と闘う周辺各国に支援表明を行うことのリスクをどのように想定していたのか」という質問に、安倍首相は「人道支援は国際社会の一員としての当然の責務」とし、テロリストの脅かしに屈すると、人道支援ができなくなる。わが国は決してテロに屈しない」と答弁したという。

 紛争地域で対立する国々や国家が機能マヒに陥っている中東諸国の民衆にたいし、国連機関や赤十字社から赤新月社を通じてなら、人道支援はありうるかもしれないが、一国首相が全面に出て、人道援助外交とはありえない。

 実際、日本人であるという理由で日本人がテロで殺害された。国が前面に出れば出るほどテロの危険が大きくなるのではないか。首相の「積極的」平和主義は邦人保護のため、切に控えていただきたい。

 

*国際緊張に対して、今も忘れてはならない視点だと思います。また現実に首相以上に多くの方が日本政府の内外で動いておられるはずです。緊張が高まれば高まるほど、憲法9条はリアルな働きをしています。