退職後の生活習慣(2024年5月9日デーリー東北こだま欄)

 3年前の退職後、生活習慣を大きく変えた。残りの人生を考え、したいこと、できることを中心に、特に学び直しに時間を使うことにした。学び直しといってもため込んだ書籍による独学で、どこかの学校に通うわけではない。早朝からの読み書き、語学の独学は習慣化し、思う存分学ぶぜいたくを味わっている。心が落ち着いた経験は初めてといってよい。

 もう一つ大きく変えた生活習慣は食生活だ。医師に内臓を休めるように指摘され、医師の声は私自身の心身の声と考え、心身を休ませることにした。

 まず前日夕食から翌日の昼食まで水分以外食事なし。昼食は量だけ抑えて、自由に取る。大きく変えたのは夕食だ。

私が考え、実践しているのは、時頃をめどに自炊で毎食、混ぜご飯風の野菜丼をとることだ。基本は納豆、大根、ニンジン、ネギ、ショウガ、キュウリ、キムチやその他の葉物をそれぞれ少量、刻むか、すりおろして、一部はホイルに包んでフライパンで蒸し、少量の炊いたコメを混ぜ合わせ、少量のだしじょうゆをかける丼だ。油や肉などは抑えている。使う食材は全て少量、丼1杯の食事だが適量だ。

 ここ数年、胃もたれや肩凝りがなくなった。またこの丼食の調理でそれぞれの食材の味や香りを覚えることで、心身に優しい上においしい食べ方(果物や、砂糖を使わない甘味なども加えるなど)を楽しんで試すようになった。私の心身に好循環が生まれている。