愛すべき私の故郷、山形。


おいしいものがたくさんあって、どの市町村にも温泉があって、大好きな家族と友達がいる場所。


空気を吸い込むだけで、落ち着く。


少し寂れた町並みも、私には想い出がたっぷり詰まってる。


18年間住んで、なんにもないって思ってた。


この田舎から、早く抜け出したいと思ってた。


抜け出てみて気付いたことはたくさんあった。


なんにもないんじゃなくて、たくさんある場所だった。


ただ気付いてないだけだった。当たり前すぎたことが大切だったことに。


かわいい服を買えるショッピングモールがあればいいってもんじゃないんだ。


もちろんそれはとても魅力的だけれど。


都会は今でも刺激的で、キラキラしてる。


そのかわり、山菜は高くてなかなか買えない。


視点を変えれば、いろいろなものが見えてくる。


どんな経験もいつか役に立つって誰かが言ってたけど。


とりあえず、私は都会に出てきて、ひとつ視野を広げることができたんじゃなかろうか。




都会で就職しようとしている私。


地元に帰るタイミングをひとつ逃している。いや、わざと逃した。


やっぱり都会にはまだまだ憧れている田舎者。


いつか留まってよかったと思えるように、ぎゃんばろう。


今はビル風に吹かれる寒さより、雪が降ってくる寒さが恋しい。


早く実家に帰って、正方形ではなくて長方形のこたつに入って、おかあさんの料理が食べたい。


お父さんの雑学も聞きたいし、おじいちゃんとおばあちゃんとお茶会したい。


友達にも会いたいな。


久しぶりに雪だるま作ろう。


あと20日。待ち遠しい。