薔薇王の葬列 第1話 あらすじ
最近、薔薇王ブログのクオリティを上げようと奮闘しております♪
昔にアップしたものもちょこちょこ編集してますので、読んで頂ければ幸いです(≧∇≦)b
さあさあ、1話あらすじと参りましょう(*´∀`*)ノ
登場人物は別の記事に書いてあるので、それを見てくださいね★☆(*´з`*)☆★
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まずは舞台はイングランド。
シェイクスピアの「リチャード三世」「ヘンリー六世」を原作としていますが、
内容は全然違うと言った方が良いでしょう。
全体像として、
当時のイングランド、15世紀の後期、薔薇戦争と呼ばれる〔白薔薇〕ヨーク家と〔赤薔薇〕ランカスター家が王位を争っていました。
ヨーク家エドワード4世がひとまずヘンリー六世を打ち破り、平和が訪れますが、
弟のリチャードが胸に密やかな思いを抱き始めます……というのが物語の大まかな流れ。
歴史物というよりはダークファンタジー。
歴史物といって思い出すのが、ベルサイユの薔薇。
…あら?薔薇どうし(//∇//)
ベルばらも歴史に沿ってるけど、面白いのが心の動き。
丁寧な心の動きは少女マンガならではではないかと思います☆
さて、話を戻し………
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1話は主人公リチャードの父リチャードがヘンリー六世を王位から落とそうとするところから。
側近には頼もしいウォルリック伯。
ウォルリックは父リチャードに白薔薇にかけて忠誠を誓います。
そして主人公リチャード。
リチャードはまだ幼いです。
2等身時代(^з^)-☆
リチャードにはある秘密がありました。
そのせいで母から「悪魔の子」と忌み嫌われていまいた。
その秘密とは、「両性具有」。
男でもあり、女でもある不完全なリチャード。
リチャードは男として生きていきます。
それは父リチャードが自分に父と同じリチャードという名を与えてくれたから。
リチャードの不完全性を知っているのは、母セシリー、父リチャード、従者ケイツビーのみ。
リチャードの兄弟である兄エドワード、ジョージは知りません。
母セシリーはリチャードを生んでしまったことに、恐怖し、後悔して、リチャードを暗い森にわざと置いてきたり、色々します。(母なのに…(ToT))
誰にも神様にも愛されない存在を唯一愛したのが、父リチャード。
リチャードは異常なまでの父への愛情を持つようになります。
***
そして、父リチャードと兄エドワードが出征します。
幼いリチャードはまだ戦争にはいけません。つまり、お留守番。
いつか父と共に出陣出来ることを願って、ウォルリックの城へと兄ジョージと向かいます。
道中、リチャードは馬車で移動。
兄ジョージは馬で先に行ってしまいました。
いつか父から名誉を受けるために…!!と急いたリチャードはケイツビーに馬で行く!と言って、馬に乗って1人森を駆け出します。
あの戦いに出られれば、きっと自分は王の首をとっていた!!
どうやら先の戦争でヘンリー六世は父リチャードに自分の死後に王位を譲る、としたそうです。
それが不満なリチャードは激情のままに馬を走らせますが、馬が障害にこけて、転倒。
きゃっ、と悲鳴のした方へ起きあがると、女の子が白猪の対峙していました。
リチャードは黙ってその白猪に近づいたところ、女の子はあなた誰?と尋ねます。
お前こそ誰だ。
…その女の子はウォルリック伯の長女アン・ネヴィルだと判明。
白猪は怪我をしていて、リチャードが持って帰ることに。
「ついでだ こいつを今日の晩餐で給仕してやる」
「きゅうじ… そういえば今日からヨーク公爵のこどもたちが小姓になりにくるって…」
「…ヨーク公爵リチャード・プランタジネットの息子 リチャードだ」
***
城にアンと一緒に帰ったリチャード。
アンはどうやら勝手に森に行ったようで、侍女に心配されていました。
一方リチャードはジョージとケイツビーがわらわらと迎えに来ました。
***
その夜の晩餐を終えて、ジョージと部屋に戻ったリチャード。
部屋にはさっきの白猪が手当てをされて、箱に入っていました。
ジョージはブタと住むなんて農民みたい、と言いますが、
「けど 俺は兄貴だからな! 弟のワガママはきいてやる」
…馬鹿だけど、優しい少年ジョージ。
もう少し深く考える癖を付ければ、3兄弟の中で一番王の器に相応しいかも(#^_^#)
皆が寝静まった中、リチャードは焦ります。
早く父上の助けとなりたい!
しかし、霊ジャンヌダルクがそんなリチャードになれないね、と言います。
ジャンヌダルクは幼い頃からリチャードに付きまとう幽霊。
もしくはリチャードの幻覚?なのかもしれません。
「無理だよ リチャード」
衝撃を受けるリチャード。
「その身体じゃあ」
「あんたは男じゃない」
「かといって 女でもない」
そしてリチャードに接吻を。
怒ったリチャードは何者かと問います。
「僕はジャンヌ 君さーーー」
***
翌日、荒れるリチャード。
兄ジョージとの鍛錬で兄を圧倒します。
父上のようになるんだ!
そして、父の帰還を知ったリチャードは鍛錬を止めて、白薔薇を胸に装い、父を迎えに行きます。
父リチャードは家族と再会、リチャードの見違えた姿に驚きます。
もう2頭身ではありません(≧∇≦)b
父が帰還した早々に、リチャードは手に入れた王冠について尋ねます。
本物の王冠でなくてはならない!!
「奴らは王座を不正に奪ったのだから…」
「あの環の中には 楽園がある」
リチャードは父の耳元で囁きます。
その顔はまるで悪魔のようで…。
そんなリチャードに父リチャードは王になると誓います。
その様子を見ていたジャンヌ。
あーあ。
まるでリチャードが戦争へと父を誘ったように。
***
〔赤薔薇〕ランカスター家
ヨーク家の挙兵を知ったランカスター。
神にひたすら祈るヘンリーを置いて、妻マーガレットと息子エドワードは再び挙兵します。
「父上など放っておきなさい 私が全軍を指揮します」
「ヨークの白薔薇を……… 奴らの血で真っ赤に染めてやりましょう」
Fin,
※「」内はすべて「薔薇王の葬列」第一巻の1話より引用したものです。