薔薇王の葬列 第1話 あらすじ・感想 | ★薔薇王の葬列★ネタバレ・感想

★薔薇王の葬列★ネタバレ・感想

主に漫画や小説、アニメやドラマについて語っています(*^^*)

とくに薔薇王の葬列とか♪

祝読書部門48位(#^_^#)←微妙な数字!(笑)

他にも読んだ本の感想や意見など作家っぽく語ってみたり…(。-∀-)


薔薇王の葬列   第1話   あらすじ



最近、薔薇王ブログのクオリティを上げようと奮闘しております♪

昔にアップしたものもちょこちょこ編集してますので、読んで頂ければ幸いです(≧∇≦)b






さあさあ、1話あらすじと参りましょう(*´∀`*)ノ
登場人物は別の記事に書いてあるので、それを見てくださいね★☆(*´з`*)☆★


***

まずは舞台はイングランド。

シェイクスピアの「リチャード三世」「ヘンリー六世」を原作としていますが、
内容は全然違うと言った方が良いでしょう。

全体像として、
当時のイングランド、15世紀の後期、薔薇戦争と呼ばれる〔白薔薇〕ヨーク家と〔赤薔薇〕ランカスター家が王位を争っていました。

ヨーク家エドワード4世がひとまずヘンリー六世を打ち破り、平和が訪れますが、
弟のリチャードが胸に密やかな思いを抱き始めます……というのが物語の大まかな流れ。


歴史物というよりはダークファンタジー。


歴史物といって思い出すのが、ベルサイユの薔薇。
…あら?薔薇どうし(//∇//)

ベルばらも歴史に沿ってるけど、面白いのが心の動き。
丁寧な心の動きは少女マンガならではではないかと思います☆



さて、話を戻し………

***

1話は主人公リチャードの父リチャードがヘンリー六世を王位から落とそうとするところから。

側近には頼もしいウォルリック伯。
ウォルリックは父リチャードに白薔薇にかけて忠誠を誓います。


そして主人公リチャード。
リチャードはまだ幼いです。
2等身時代(^з^)-☆


リチャードにはある秘密がありました。
そのせいで母から「悪魔の子」と忌み嫌われていまいた。


その秘密とは、「両性具有」。
男でもあり、女でもある不完全なリチャード。

リチャードは男として生きていきます。
それは父リチャードが自分に父と同じリチャードという名を与えてくれたから。

リチャードの不完全性を知っているのは、母セシリー、父リチャード、従者ケイツビーのみ。
リチャードの兄弟である兄エドワード、ジョージは知りません。


母セシリーはリチャードを生んでしまったことに、恐怖し、後悔して、リチャードを暗い森にわざと置いてきたり、色々します。(母なのに…(ToT))


誰にも神様にも愛されない存在を唯一愛したのが、父リチャード。
リチャードは異常なまでの父への愛情を持つようになります。

***


そして、父リチャードと兄エドワードが出征します。
幼いリチャードはまだ戦争にはいけません。つまり、お留守番。


いつか父と共に出陣出来ることを願って、ウォルリックの城へと兄ジョージと向かいます。
道中、リチャードは馬車で移動。
兄ジョージは馬で先に行ってしまいました。

いつか父から名誉を受けるために…!!と急いたリチャードはケイツビーに馬で行く!と言って、馬に乗って1人森を駆け出します。



あの戦いに出られれば、きっと自分は王の首をとっていた!!



どうやら先の戦争でヘンリー六世は父リチャードに自分の死後に王位を譲る、としたそうです。

それが不満なリチャードは激情のままに馬を走らせますが、馬が障害にこけて、転倒。


きゃっ、と悲鳴のした方へ起きあがると、女の子が白猪の対峙していました。

リチャードは黙ってその白猪に近づいたところ、女の子はあなた誰?と尋ねます。


お前こそ誰だ。
…その女の子はウォルリック伯の長女アン・ネヴィルだと判明。

白猪は怪我をしていて、リチャードが持って帰ることに。

「ついでだ こいつを今日の晩餐で給仕してやる」

「きゅうじ… そういえば今日からヨーク公爵のこどもたちが小姓になりにくるって…」

「…ヨーク公爵リチャード・プランタジネットの息子 リチャードだ」



***



城にアンと一緒に帰ったリチャード。
アンはどうやら勝手に森に行ったようで、侍女に心配されていました。


一方リチャードはジョージとケイツビーがわらわらと迎えに来ました。


***



その夜の晩餐を終えて、ジョージと部屋に戻ったリチャード。
部屋にはさっきの白猪が手当てをされて、箱に入っていました。


ジョージはブタと住むなんて農民みたい、と言いますが、

「けど 俺は兄貴だからな! 弟のワガママはきいてやる」

…馬鹿だけど、優しい少年ジョージ。


もう少し深く考える癖を付ければ、3兄弟の中で一番王の器に相応しいかも(#^_^#)




皆が寝静まった中、リチャードは焦ります。


早く父上の助けとなりたい!



しかし、霊ジャンヌダルクがそんなリチャードになれないね、と言います。

ジャンヌダルクは幼い頃からリチャードに付きまとう幽霊。
もしくはリチャードの幻覚?なのかもしれません。


無理だよ リチャード


衝撃を受けるリチャード。


その身体じゃあ
あんたは男じゃない
かといって 女でもない


そしてリチャードに接吻を。
怒ったリチャードは何者かと問います。


はジャンヌ 君さーーー


***



翌日、荒れるリチャード。
兄ジョージとの鍛錬で兄を圧倒します。



父上のようになるんだ!



そして、父の帰還を知ったリチャードは鍛錬を止めて、白薔薇を胸に装い、父を迎えに行きます。

父リチャードは家族と再会、リチャードの見違えた姿に驚きます。
もう2頭身ではありません(≧∇≦)b



父が帰還した早々に、リチャードは手に入れた王冠について尋ねます。


本物の王冠でなくてはならない!!


「奴らは王座を不正に奪ったのだから…」
の中には 楽園がある


リチャードは父の耳元で囁きます。
その顔はまるで悪魔のようで…。


そんなリチャードに父リチャードは王になると誓います。

その様子を見ていたジャンヌ。
あーあ。
まるでリチャードが戦争へと父を誘ったように。


***

〔赤薔薇〕ランカスター家


ヨーク家の挙兵を知ったランカスター。

神にひたすら祈るヘンリーを置いて、妻マーガレットと息子エドワードは再び挙兵します。


「父上など放っておきなさい 私が全軍を指揮します」


ヨークの白薔薇を……… 奴らの血で真っ赤に染めてやりましょう



Fin,





※「」内はすべて「薔薇王の葬列」第一巻の1話より引用したものです。