こんにちは!

はっとりあやです






認知症の母がいる


今施設に入所していて
月一回程度面会に行く


その前に実家に寄り
父も一緒に連れて行く


施設は少し不便な場所にあり
車でないと行きにくいし


耳の遠い父は電話で面会予約が取れない
まぁやる気もない


母に会いたくないということではない


母が入所したころはコロナ禍で
オンライン面会しかできなかった
こともあって


周りがやると
習慣づいたのもある


そして毎回大嫌いな父のために
まんまとわたしは動いている


今はもう
不思議と腹は立たないけど
以前は違った




父と母は仲が悪かった
いつも喧嘩ばかり
怒鳴り声がいつも家の中に響いていた


わたしや兄や弟にも厳しかった


家の中での行儀作法はもちろん


母が同行せず
どこかへ連れて行ってくれる時は
「遊び」ではなく「訓練」だった


海に泳ぎに行くと
足のつかない深い場所に投げ込まれた
必死で泳いで浅瀬に向かうと
途中でつかまり頭を水中に押し込まれた


休みの日に父に「行くぞ」と言われると
憂鬱だった


母からの愚痴も相まって
ますます父を憎んだ


夜遅く帰ってくると嬉しかった
出張ならなお嬉しかった


「外で浮気でもして

もう帰ってこなかったらいいのに」
と心の中でずーっと願っていた


でも残念ながら
父はほぼ毎日寄り道することなく
ちゃんと家に帰ってきた
浮気の気配すらなかった


本当に残念だった
父と別れない母を恨んだ



今のわたしは
母が施設に入って以来
父と二人で母の面会に行っている


わたしにとっては大きな変化である


母がアルツハイマーと診断されて
悲しかった


認知症状の初期の頃
母の妄想や暴言は父に向かった


今まで抑えてきた恨みつらみが
一気に爆発したようだった


実家に様子を見に行くと
家の中が荒れていた
壊れたふすまやテーブルが放置されていた


すさまじかった



母が施設に入り
父とは距離が離れ
母は陽気になった


時間が経ち
母はいろんなことを忘れていく


楽しかったことも忘れたけど
嫌なことも全部忘れた


わたしの名前も娘であることも忘れた
知らない他人となったわたしの顔も見ない
悲しいけれどしかたない


生きていく上での優先順位が低いのだ


そんな母は
父の名前や夫であることは忘れたけれど
父そのものは覚えている



ある時母が


後退している父のおでこに
手を伸ばしては撫で



頬っぺたを触っては撫で


「かわいらしいな」と言った



黙って撫でられ
母の腕をさする父


えー!!!!


でも、こんな二人の姿が見たかったんや


子どもの頃のわたし
今のわたし
が癒された


二人の写真と動画を撮って
兄と弟に送った


『愛がある』のが見たくて
わたしは頑張ってたんだ


 





 

 

今日も読んでくださり

ありがとうございました♡


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