夫婦間生体腎移植 1年を迎えて
手術前後の事を書こうかと思いましたが、思い出せ無いことも多く上手くまとめる事が出来なかったので、慢性腎不全の患者さんで、移植に興味のある方へのメッセージを書いてみることにしました
いつもに増してかなり長文で、私見に満ち満ちた文章になっていますので、興味のある方のみご覧下さい
腎疾患患者を抱えるご家庭であれば、一度くらいは移植の話しが出たことがあるのではないでしょうか?
でも、何らかの事情でその話しが立ち消えになってしまって、その話題に触れることさえタブーになっているご家族も少なく無いと思います
レシピエントからドナーに向かってそんな話しなんか出来ない…
そのお気持ちよく分かります
でもね、ドナーから声かけしても、レシピエントから声かけしても
結果は多分、変わらないと思うのです
愛があるとか愛が無いとかそう言うのじゃ無くてね
出来ないものは出来無いんですよ
迷いや恐怖があれば、勢いでドナーを引き受けたとしても、最終的には精神鑑定で弾かれます 無理矢理移植を行うことはありません
レシピエントが悩んでいるように
ご家族も声かけする事を躊躇っている方だっていると思うのですよ
もちろん手術をしたからと言って、100%成功する保証なんてありませんし、アメブロブロガーさんの中にも、大変な思いをされた方もいらっしゃいます
でもね
移植は自分の為だけにするものでも無いのじゃあ無いかなと私は思うのです
一緒に暮らす家族にとって、家族の中に病気を抱えた者がいると言う状態は異常な状態なんです
辛いのは、患者だけでは無いし、心が蝕まれていくのも患者本人だけではありません
家族だから、移植しなきゃいけない、提供するべきとかそう言うのでは無いんです
夫婦間の移植と言うものは、夫婦として、これからも一緒に過ごす予定があるならば、パートナーと寿命を「半分こ」して老後を一緒に迎える
私にとってはそんなイメージです
いろいろな理由で、移植を断念された方にとっては、腹立たしい内容になってしまったことをお詫び致します
親子間やきょうだい間では、夫婦間とはまた違ったいろいろな感情や問題があるかと思います
今後の新しい治療を待つことを選択したいのだと言う方もいらっしゃるかもしれません
希望を持っていらっしゃる方には、とても残酷な言い方になるかもしれませんが、30年後に保険適応されるであろう新しい治療を受けられる患者は、30年後に腎不全に陥ってしまった患者さんです
今、現在慢性腎不全の代替療法である人工透析や移植を受けている患者では無いのです
もちろん30年後のことは誰にも分かりません
しかし、未来の治療に思いを馳せるよりも、移植が出来る環境にあるならば、移植への道を模索していただく事で、一件でも多くの移植件数が増える事こそが、移植臓器を長期生着させる為の研究や、免疫抑制剤の研究がもっと進む事になり、慢性腎不全患者にとってより有益な行為であると私は思うのです
私は、研究者ではありませんので、あくまでも個人的な意見を書かせていただきました
繰り返しになりますが、誰かをひどく傷つけてしまう結果になりましたら、申し訳ありません
研究機関に積極的に寄付等を行う方に対して、決して批判的な意見を述べているわけでは無いことはご理解いただけますとありがたいです
腎疾患に関わらず、これからの医療や子供達の為に寄付等を行うことはとてもとても尊く素晴らしい行為であると考えています
ただ、この記事は、ご批判があっても閉じるつもりはありませんので、よろしくお願いします