学生時代を思い出す社会に出て、仕事や家庭でさまざまな経験を重ねるうち、あの頃の自分の小ささや未熟さにも気づくようになった。それでも、あの頃があったからこそ今の自分がいる。50代という年齢は、過去を懐かしむだけでなくこれからの人生をどう歩むかを静かに考える時間でもある。学生時代を思い出すのは「自分らしさ」をもう一度確かめているのかもしれない。