遅ればせながら、産土(うぶすな)神社を詣でてきました。
産土神社は、その人が生まれてから死ぬまでずっと見守ってくれると言われています。
そんなすごい神社にお詣りしないなんて、もったいない!
と思いながらも、ずっとお詣りしていませんでした。
だって、うすうすは気づいていたのですが、はっきりとどの神社が産土神社か知らなかったんだもん!
きっかけは、先月の古神道ペンジュラム講座です。
この講座では、ペンジュラムによって二つの神社を見つけ出します。
一つは、産土神社、もう一つは鎮守神社です。
生まれた場所の地図から、ペンジュラムが産土神社を導き出してくれます。
(実は自分がすべて知っているので、自分が垂らしているペンジュラムが教えてくれるのです)
そして、もう一つが鎮守神社。
よく鎮守様と呼んだりしますが、今住んでいる地域を守っている神社です。
鎮守神社を探す時には、今住んでいる場所の地図からペンジュラムが導き出してくれます。
ここで、混同しやすい神社のご説明を。(古神道講座で習った内容です)
よく氏神様と聞きますよね。
氏とは、氏名の氏、苗字のことです。
はるか昔には、氏族(○○氏、例えば、源氏、平氏、藤原氏とか)が、その氏族のために神様を祀り神社を作りました。
ですから、本来の氏神様とは、その氏族の神社ということになります。
平氏なら厳島神社、源氏なら石清水八幡宮です。(これ講師の矢加部先生に何度も教わりました)
ですので、その土地を守ってくださる神社という意味では、氏神様ではなく鎮守様なのです。
江戸(東京)の総鎮守様は神田明神ですよね。
このように、氏神様と鎮守様は混同しやすいですが、別なのです。
話が逸れましたが、先月ようやく私自身の産土神社をペンジュラムで探し当てました。
子どもの頃をよ~く思い出してみると、確かに、お正月近くなるとその神社の新しいお札がやって来て、家長のお祖父ちゃんが神棚に飾ってました。
ちゃんと気づいていれば、明白の事実でしたね。
記憶をたどって、産土神社に向かいました。
もう小さい頃の風景とはまったく違っていて、案内板を見ながらきょろきょろ。
ついに、ありました!
あれ~、こんなに小さかったんだ~。
地域の小さな神社ですから、社務所もありませんし、常駐している人もいません。
立派な社殿もなく、まさに地域の人のための神社です。
鳥居をくぐると、なんともあたたかいものを感じます。
やはり、私の産土神社なのですね~。
ご挨拶をしてから、ゆっくりと境内を歩きます。
小さな神社ですから、ゆっくり歩いてあちこち見ても5分もかかりません。
狛犬さんをじっくり見たり、神馬堂(生きている馬はいませんよ)をのぞいたり。
ほっこりとした時間を過ごしました。
ちなみに、ご祭神はイザナギ・イザナミの二柱でした。(これも知らなかった)