松山鮓(もぶり飯)
愛媛にゆかりの文豪、夏目漱石が
初めて松山を訪れ正岡子規の家に立ち寄った際に
子規の母・八重が作ってもてなしてくれたのが「松山鮓」。
そんな当時の文豪たちが愛した「松山鮓」を頂きに
すし丸本店に伺いました。
「混ぜる」を土地の言葉で「もぶす」と言うことから
「もぶり飯」とも言われるこの一品。
一見普通のチラシ寿司ですが
瀬戸の小魚で出汁をとった甘めの合わせ酢ですし飯を作り
そこに刻んだ穴子や季節の野菜を「もぶす」のが松山風。
確か実家の母も、何かお祝い事のある時は
いつもチラシ寿司を作ってくれていたような気が。
(母は奈良県吉野郡下北山村出身ですが…。)
そんな思い出を想起させる懐かしい美味しさでした。