先日、前・後編が放送されたSPドラマ、

『ゆとりですがなにか・純米吟醸純情編』

とほぼ並行して、本編をCSの全話連続

再放送にて視聴しました。

 


遅ればせながら、今回が「ゆとり」初視聴

だったのですが、登場するどのキャラクタ

ーも活き活きと楽しく、アクがあって破天荒

で、なのになぜかとてもリアル・・・

という、従来の宮藤ワールドがさらに洗練

されたような感じで本当に素晴らしかった。

 

 

 

お話の中心になっている、ゆとり男子三人

組は、それぞれが特異な個性を放っていて

大好きになりました。

 

 

いや、百聞は一見に如かずとはこのことで、

本当に評判通りだと大いに納得した次第。

 

 


で、やはりワタシとしましては、桃李さん

演じる「やまじー」こと、山路一豊という

人物に注目せずにはいられませんでした。

 

 


今回、スペシャルを含む全てのお話を見

ていて、そのすこぶる魅力的に描かれた

彼の人格が・・・

なんというか、あまりにも複雑に感じられ

て、目が離せなかったのです。

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 


1947年の初演以来、数多くの映画や舞

台にもなっているテネシー・ウィリアムズの

戯曲『欲望という名の電車』。


その作品に登場する、主人公のブランチ

というキャラクターは、物語史上最も複雑

な人格を持つ女性として知られているそう

です。

 

 


・・・いきなり何の話?って感じですが、
ワタシの印象では、初めてお目にかかる

やまじーさんは、もしかしたらそれに匹敵

するのではないかと思えるくらいの複雑

ぶりだったんですね。

 

 

もちろん、背景にあるものは彼女とは随

分と違いますけれども。

 

 

   

 

 

 

 

 

彼は自分にも他人にも嘘をつかないし、

基本的にとても優しい。

学校では子供達から慕われていて、誠実

な性格で、かなりの人格者だと思います。

 

 


でも反面、意外な二面性があるというか

なんというか・・・

 

 

 

 

ワタシ、本編を最後まで見ていて、もしか

したら旅人さんよりもやまじーの方が性格

が複雑かも、なんて思ってしまったんですよ。

 

 

   

   

 

 

 

 

確かに旅人さんには特殊な生い立ちがあり、

こころに色濃い闇があるのは否定出来ない

けれど、それ以外のところでは、彼は非常に

明解でシンプルな思考と性格の持ち主だと

思うんですね。

 

 

 

まあ、こう感じるのは、ひとつには日暮旅人

という存在が、ワタシの中であまりにも深く

馴染みすぎているというのがあるのかも知

れないのですが・・・

 

彼を見ているとこころが安らぐもので(笑)。

 

 

 

 

 


一方やまじーは、一見ごく普通で凡人の顔を

しているけれども、内面に何かあるなーって

いう気がして、ちょっと胸がざわざわする時

がある。

 

 

まあもちろん、これもワタシの主観なのです

けれども。

 

 

   

 

 

 

 

 

 


・・・とにかく、

旅人さんとやまじーのことを一緒に考えよう

とすると頭が混乱します(汗)。

 

 

   

   

   

 

 

 

 

 

 

さらにこの二人が桃李さんの中に存在する

んだと考えると、混乱しながら萌えてしまう(笑)。

 

 

 


考えれば考えるほど、妄想すればするほど

に面白い。

 

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

こういう面白さって、お話の醍醐味だなあと

・・・そうつくづく感じます。

 

 

 

 

 

大体にしてキャラクターの深読みが出来るの

は、物語の世界観がいかに濃厚に作り込め

ているかどうかによると思うのですが、

その点においても脚本の宮藤官九郎さんは
本当に凄いですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。


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