迷子迷子銀杏並木の影日向黒 白 黒 白踏み歩く裸並木の鋒(きっさき)が踏むたび空を突き刺して切り裂いて西に血の色滲むのはだから きっと私の所為(せい)銀杏並木の影中を黒 灰 黒 灰踏み分ける連なる骨の鋒が踏むほど空を切り裂いて埋まりゆく振り向けば闇囚われるそれは きっと私の所為私の所為