紹介状を書いてもらった翌週、婦人科が強いと言われている総合病院を受診した。
父が膀胱がんで膀胱摘出した時の傷口がケロイドになり、数年後にケロイドの手術をしているので、出来れば開腹手術は避けたいなと思っていた。
まずは経緯を先生に説明し、内診へ。
先生「では、内診させて頂きますね。内診の際に必要があれば子宮体がんの検査をさせてもらってよいですか?」
私「は、はい。。。」
体がんの検査受けた友達が涙出るくらい痛かったって言ってたのを思い出した。
でもそんなことは言ってられない。
ま、必要があればって言ってたから大丈夫だろうなんて思いで内診台へ。
先生「体がんの検査させてもらいますね」
私「は、はい。。。」
うそ・・・なんかやっぱり良くない感じなのかな?
一気に緊張が走った。
先生「・・・うーん、筋腫が大きすぎて体がんの検査をすることができません。ごめんなさいね」
結局、体がんは子宮の奥の方の組織を取る必要があるのに、私の巨大筋腫が邪魔してそこまでたどり着けなかったようだ。
先生「この後、夕方に造影剤を入れてMRIを撮りたいのですが、お時間大丈夫ですか?」
あれ?友達はMRIは混んでいるから、最初の受診でMRIの予約を取ってまた次回と言っていたのに、今日MRI????
夕方までは時間があるので、一旦家に帰って夕方にまた病院に行くことにした。
受付の方に、その旨話して帰ろうとしたら、
「え?今日MRIですか?緊急で入れたのかな?」
と書類を探し「あ、緊急で入ってますね。16時にまたここに戻ってきてください」と言われました。
緊急!?やっぱり肉腫の可能性があるんだろうか?一気に不安でいっぱいになりました。
その日の夕方、造影剤を入れたMRIを撮り、後日結果を聞きに。
先生「検査の結果、恐らくですが筋腫の可能性が高いですが、こればかりは取ったものを病理検査にかけてみるまでハッキリはわかりません。Nさんの筋腫は普通の筋腫と違い、形が非常にボコボコしているので、変性筋腫だと思われます。
白黒はっきりさせるためには手術をした方がよいと思います」
その後、手術前に筋腫を小さくする薬を処方することが出来るが、この大きさでは腹腔鏡手術が出来るほど小さくなることは難しいこと、悪性の可能性がないとは言えないので、開腹手術で子宮全摘することがベストとのこと(腹腔鏡手術で悪性の場合、お腹の中で散らばってしまう可能性がある)開腹手術の場合、10日間の入院、1カ月程度仕事を休んだ方がよいことなどを説明され、開腹手術で子宮全摘をすることを決めた。
巨大筋腫が分かり友達に報告した時、たまたま友達の義妹さんが子宮肉腫だった話を聞いた。
義妹さんは子宮筋腫と診断され、もう一人子供が欲しかったので筋腫だけを取る手術をし、その後、病理検査にかけた筋腫が肉腫とわかり、すぐ再手術で子宮全摘をしたけど、結局転移して若くしてお亡くなりになったとのこと。
だから絶対子宮全摘した方がいい!と最初から言ってくれたので、迷いはなかった。
こんな大きくなるまでなんで気づかなかったんだろう?
毎回鎮痛剤は欠かせなかったけど、薬を飲めば何とかなった。
お腹がポッコリしてたのも、トイレが近くなってたのも加齢のせいだと思っていた。
今まで3回手術をしているが、すべて内視鏡での手術。
開腹手術は未知の世界。。。
手術は2か月後に決定。
それまで年末年始があったけど、それはそれは憂鬱なお正月を過ごしました。