映画『食べて、祈って、恋をして』を英語字幕で鑑賞 | 海苔ウニ噺

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 映画『食べて、祈って、恋をして』 原題 "Eat Pray Love" をネットフリックスで観ました。大好きなジュリア・ロバーツ主演作品なので前から映画の存在は知っていましたが、この映画の撮影時にジュリア・ロバーツが、ヒンドゥー教に改宗したこと(Wikipediaによれば、以前から勉強していたので映画の影響ではないらしい)から宗教色の強い映画なのかなあ、見てがっかりするのもなあと思って、見ていませんでした。 

 それが、先日たまたま、YouTubeのTED Talkで原作者 Elizabeth Gilbert のスピーチを聞き、原作に興味を持ち、電子書籍(英語版)のサンプル版をアマゾンでダウンロード。どうにか読めそうだし、続きが気になるので購入しました。

 ちなみにElizabeth GilbertのTEDTalkはこちら↓

 

 

 本を読み始めたものの、やはり英語で読むのは苦行に近く、パート11まで40ページ程読んで(全頁数349頁。108パートに分かれています。煩悩の数ですね)しばらく放置していたら、Netflixで映画を見ることができたので、これまた無謀にも英語字幕で観始めました。字幕を読み終える前に次の画面に変わってしまったときは、10秒巻き戻し、該当箇所で一時停止し、字幕を読みます。意味が全くわからず状況がイメージできない時だけ、辞書を引きますが、なんとなくわかる時は字幕だけ読んで進みます。

 英語字幕だけで観るには根気と集中力が必要なので疲れちゃって、見終わるのに3日かかりましたが、良かったあ。感動しました。

 主人公のエリザベスは離婚し、新しい恋もうまくいかず、心の傷を癒し、イタリア語を勉強するためにイタリアへ行きます。新しい友達とおしゃべりをし、おいしいものを食べ、でも自分の恋を終わらせるために男とデートしても意味がないってわかっているから、簡単に恋はしない。20年前の私と同じじゃん。

 そして、インドへ行き、元彼が受けていたヨガの導師を訪ねます。瞑想したり、ガネーシャの置物を買ったりして、心の拠り所を求め、探しますが簡単に答えは出ない。結局、神に頼っても瞑想しても、神は自分の中にあり、自分で自分を許すしかないと悟ります。そして、今回の旅のきっかけになった薬師に会うために、バリ島へ。

 私は20代半ばの時に一度、バリ島へ行ったことがありますが、あまりいい思い出がありません。道を歩けば、現地の男たちがついて来るし、友達はすれ違いざまにキスされそうになるし、店員の女は金額を誤魔化そうとしたり、物を売りつけようとしたりして私からお金を奪おうとしているように思えて、唯一心休まる場所はホテルの部屋だけでした。だから、いい印象が無かったのだけど、エリザベスがヴィラに案内されたときに"Paradise"と、つぶやくシーン、自転車で自然の中を走るシーン、最も美しい景色だと案内された海辺で写真を撮影するシーン。ああ、私はこんなにも美しいバリ島を知らない、もう一度行ってみたい、いや、できることならエリザベスのようにイタリア経由でバリ島に行きたい。インドは却下。治安も環境も悪そうだし。行くならインドよりスリランカでアーユルベータを受けたいな。

 そう言えば私は英語を勉強しているのだった。英国からスコットランド縦断旅行もしてみたい。私も心と体のバランスを取り戻す旅に出たい。なーんて、妄想マックスで観ていました。

 でも貯金をはたいて旅する勇気は無いので、自宅周辺の散歩で我慢します。とりあえず、桜の木を撮影。

 桜が咲いたと喜び、桜が散ったと悲しむ。桜はただ、自然に任せて咲いて散るだけ。合掌。