子供の頃住んでた家に行ってみた。


消したくても消えない事実と歴史が色濃く残ってる場所。

そりゃ12年も住んでたんだもの。いろいろあったさ。


駅から家までの街並みも変わってなかったけど、こんなにちっちゃい街だったかな。


家のそばにあった市民会館はそのまま残ってた。その昔、ブルーハーツやジュンスカも来たんだよ。


あの街に今も住む叔母には聞いてはいたけど…家があったところは跡形もなく駐車場になって、面影が残ってたのはこの彼岸花だけ。


ダイッキライだった向かいのババァはこの日も玄関先を掃除してた。

皺は増えても、中指立ててやりたくなる憎たらしい顔つきはそのまま。


あれから11年。

家もなくなって、父親も亡くなり、この街に戻る理由は何処にもないけど、たまにはじいちゃんに会いに来ないと…。