国立劇場二月文楽公演 『平家女護島』 | nonco diary

国立劇場二月文楽公演 『平家女護島』

国立劇場開場五十周年記念文楽公演の最後を飾るのは近松門左衛門の名作三品、
「平家女護島」  「曾根崎心中」  「冥途の飛脚」。
まずは第一部「平家女護島」から。

平家女護島
    六波羅の段
    鬼界が島の段
    舟路の道行より敷名の浦の段

歌舞伎では「俊寛」で馴染み深い演目だけれどもこの『平家女護島』は、「平家物語」と能「俊寛」を題材に本来は全五段の構成。
今回の舞台は「鬼界が島の段」の前後に俊寛の妻あずまやが自害する「六波羅」と、鬼界が島を出た後の赦免船の行方、その後の千鳥を描く「船路の道行より敷名の裏の段」の上演で、通しでの上演は国立劇場においては22年ぶりだそう。
歌舞伎では常に「鬼界が島の段(俊寛)」のみの上演、文楽においても殆どそうで、前後の段を観るのは初めてのことです。

能の「俊寛」を膨らませて近松門左衛門が描いた「平家女護島」、「鬼界が島の段(俊寛)」単独で観ると俊寛僧都の悲劇のみクローズアップされる、が、前後を通すと清盛と法皇との対立に巻き込まれた人々の哀切の物語であることが分かり、「舟路の道行より敷名の浦の段」において悲劇的な最期をとげる千鳥とその念が物語の最後を支配し、「俊寛」とは全く違う印象。
奥深さと、改めて文楽の力強さを感じたのでございました。音譜

鬼界が島での千鳥を遣うのは蓑助さん。俊寛僧都を遣うのは和生さん、妻あずまやを一輔さん。
瀬尾太郎兼康を遣うのは、玉也さん。丹波少将成経を勘弥さん、平判官康頼を玉志さん。
鬼界が島の段の語りは英太夫さん三味線は清介さん。

劇場前庭の梅が咲き始めていました。ドキドキ




マンサクも音譜


にほんブログ村 演劇・ダンスブログへ にほんブログ村 スイーツブログ 東京スイーツ食べ歩きへ にほんブログ村 グルメブログ 東京食べ歩きへ にほんブログ村 スイーツブログへ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村