国立劇場十二月文楽公演 『通し狂言 仮名手本忠臣蔵 七段目~十一段目』 | nonco diary

国立劇場十二月文楽公演 『通し狂言 仮名手本忠臣蔵 七段目~十一段目』

国立劇場開場50周年記念 

通し狂言 仮名手本忠臣蔵

七段目   祇園一力茶屋の段
八段目   道行旅路の嫁入
九段目   雪転しの段・山科閑居の段
十段目   天河屋の段
十一段目 花水橋引揚の段

第二部は七段目から。
仇討ちの志を隠し、祇園の一力茶屋で遊興に耽る由良之助。
この段は、太夫の一人一役の掛け合いで語られ、さらに下手には仮設の床が置かれて平右衛門の人形の登場とともに太夫が現れ、無本で語る。語るのは咲甫太夫さん。
由良之助は、前・咲大夫さん、後・英太夫さんの語りで。
平右衛門が、眠る由良之助に布団をかける場面も、歌舞伎の演出(何度も掛け損ねておっとっと・・)、ということもなく一回ですっと優しく布団を掛け、主人をそっと思いやる優しさが素直に感じられて良い。
この段のおかるを遣うのは蓑助さん、語りは呂勢太夫さん。三味線は、前・清介さん、後・清治さん。

八段目の戸無瀬と小浪の道行で、加古川本蔵の物語が呼び戻される。
九段目は、本蔵の妻・戸無瀬と由良之助の妻・お石の本心を隠しての緊張のやり取り、判官を留めた本蔵の思いと悔恨、思いがけない展開を経て終結に向かって進む段。
ここで初めて登場するお石を遣うのは、蓑次郎さん。語りは、「雪転しの段」を松香太夫さん、「山科閑居の段」を前・千歳太夫さん、後・文字久太夫さん。

十段目は殆ど上演されたことがないという「天河屋の段」。
国立劇場では平成十年に取り上げたのみだそう。
私もこの段は歌舞伎で一度しか観たことがなく、細かい演出はあまり記憶には無いものの物語については
実を言うとあまり好きなではなくて。。
というのは「この由良之助は微塵いさゝか、御疑い申さねども、~四十余人の中には~~」と、討ち入り道具を調える天河屋義平の心を子どもを人質にして試す、という話。
ちょっと異質に感じる。

十一段目、「花水橋引揚の段」
本懐を遂げた赤穂義士たちが花水橋に差し掛かかったところへ若狭助が登場。
由良之助に祝意を述べ、由良之助は、冥土から礼をする、と謝意の延べ義士たちは菩提所へ向かい、幕。
由良之助を語るのは芳穂太夫さん。

途中休憩はあるものの、十一時間もの長丁場。
でも疲れるどころか、大変な充実感と満足感でございました。
拙い所感は前記事に書いた通りなので繰り返しませんが、
歌舞伎を含めて(私にとっては)今年一番の舞台、と言いきりましょう(観劇予定は年内にまだあるのですけれど)。

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