新春浅草歌舞伎『博奕十王』『新口村』『屋敷娘 石橋』 | nonco diary

新春浅草歌舞伎『博奕十王』『新口村』『屋敷娘 石橋』

             於  浅草公会堂
博奕十王
       博奕打   市川 猿之助
         獄卒   市川 弘太郎
          同    市川 猿四郎
      閻魔大王   市川 男女蔵
和泉流の狂言を素材として、三代目猿之助(現猿翁丈)が手がけた歌舞伎舞踊。
昭和45年(1970)に初演。
その後、平成23年(2011)、41年ぶりに亀治郎(現四代目猿之助丈)が
「亀治郎の会」で演じ、そして今回の上演だそう。もちろん、私は初見。

唄も三味線も、附け打ちも皆、天冠を着けての登場。
猿之助丈演ずる亡者となった博奕打・俗名「猿之助」が花道から現れ、
自分が死んだ様子を面白おかしく陽気に語り始める。
博奕打は罪が重い、という閻魔大王に、博奕は勝負事で娑婆の遊びだ、という博奕打。
閻魔大王は次第に博奕に興味を感じ始めて、獄卒を加えた四人で 博奕を始めてしまう。
大王は勝てずに、冠・笏・鏡・とうとう着物まで剥ぎ取られ、
挙句の果てには極楽への通行切手まで渡す羽目になる。
狂言らしいコミカルな舞踊劇で、猿之助丈の軽快な語りと踊りはもちろんだけれど、
強面でありながら、どこと無く滑稽な大王を演ずる男女蔵丈が良い雰囲気を出していたわ。音譜

恋飛脚大和往来
新口村

    亀屋忠兵衛    片岡 愛之助
      傾城梅川    中村 壱太郎
      孫右衛門    嵐  橘三郎
    忠三郎女房    上村 吉 弥
愛之助丈が初役で忠兵衛、上方成駒屋の壱太郎丈が梅川。
このお二人の忠兵衛と梅川だなんて音譜、花形ならではの舞台。
雪の降り続く景色の中で繰り広げられる哀愁漂う場面では、
愛之助丈は美しく、壱太郎丈は初々しい。

上 屋敷娘
下 石橋

〈屋敷娘〉     
      お春     中村 壱太郎
      お蝶     中村 米 吉
      お梅     中村 梅 丸
〈石橋〉     
   獅子の精     中村 歌 昇
   獅子の精     中村 種之助
   獅子の精     中村 隼 人

屋敷娘は、壱太郎、米吉、梅丸の若手女形による、
大名の奥方に奉公する三人娘の宿下がりの風情を描いた舞踊。
引抜き、鞠つき、鈴太鼓、と可憐に華やかに。音譜

石橋は、歌昇、種之助、隼人の若手立役による舞踊。
大薩摩の後に浅葱幕が落とされると、白獅子(歌昇)、赤獅子(種之助・隼人)の精。
歌昇、種之助の迫力と気迫に、拍手。ラブラブ
播磨屋兄弟に比べると、隼人は少し頼りないかも・・・。
とはいえ、最後の幕は浅草花形ならではの、若手の舞台、
お正月らしく華やかな高揚感に満ちていて、それはそれは、楽しい打ち出しでした。音譜

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