アラフィフ主婦りりぃです

2022年3月に

カニンヘンダックスのりんちゃんを

お迎えしました。

どんな状況下でも

その時々にできることを楽しむこと

日々あったことや嬉しかったことを

日記的に綴ったブログです。

どうぞよろしくお願いしますウインク




  6月20日 木曜日



昨夜
ふと父が
『お母ちゃんを〇〇に転院させるのは
できんのかのぉ』
と呟いてて


その言葉がすごく引っ掛かり
夜通しいろいろ考えた結果
確かに今回の母の状態は
複雑な要素が絡み合っていて
難しい問題のようにも思えてきて
セカンドオピニオンも含めて
転院という選択は
できないものかと考えるようになった。



朝起きてもう一度

『お父さんは転院がええんやんな?』

と父の気持ちを再確認。



私と父の気持ちも合ったことで

新しいケアマネさんにどうしたらいいか相談。
(この時が初めましての時だった)


こういった場合の手順や
上手な言い方、
新しいケアマネさん
すごく冷静でかつ的確に端的に
答えをくれた🥹



前のケアマネさんと
全然違う!!!



そのケアマネさんを
紹介してくれた
信頼している訪問看護師さんからも


というLINEが来ていて

これでいい、と思って突き進む。




父に

『病院に行って転院のお願いをしてくるから

お父さん一人でデイケアの準備して

行ける?』

と聞いたら

『心配ない』

と言う。




ここは母のことの方が大事なので

父のお昼ご飯の準備だけして

私は1人でタクシーで病院に。




12時から

泌尿器科と婦人科の医師からの

説明を聞く。


状況は芳しくない😔 難しい癌




そして

『当院では対応が難しいため

他の医療機関へお繋ぎします』

と言うことで、

渡りに船。



『父もC病院についているので

母もC病院にお願いします』と。




受け入れ可能か聞いてみます、

分かり次第またこちらから

ご連絡致しますとのことで

一旦自宅に帰ることに。




デイケアに出かける前に

転院できることになったことを

早く父に伝えてあげたかったからだ。




いつもデイケアに出る時刻より

30分ほど前に家に着いた時には

父はすっかり準備を終えて

一人静かに待っていた。




お昼ご飯も全部食べ

洗い物も済ませていて

身だしなみもバッチリ。




やればできるんだ。




そして病院から連絡が入り

明日、転院することが決まったと。




父に転院できることになったと伝えたところ

父、大喜び。




『あぁ、これでもう治ったようなもんや。

あそこやったら絶対良くなる。

ご飯も美味しく食べれるだろうし

空気も綺麗やし

気が晴れ晴れする。』



父も自身が癌治療で通っている病院。



『お父さん、あそこの病院

好きなん?』



『うん、好きや。

あそこやったら間違いない。

お母ちゃんもすぐに良くなって

帰ってくる。

あ、いやでも、待てよ。

足の骨、折っとんか??

ほんならちょっとかかるかもやけど

今の所よりは全然ええ』



父がそう言うのだから

間違いないんだろう!



この選択で良かったんだ。



それから

ものすごいご機嫌さんで

デイケアに出かける。



私は再び病院へ、

母の面会に向かう。



.

.

.



母にはなんて伝えよう。

今の段階で

腫瘍の話はしないでおこうと思い

病棟の看護師さんと

事前に打ち合わせ。



本人が入院となった際

大勢の人が動いてくれていることに

改めて気付く。



本人

家族

看護師

医師

ケアマネ

訪問看護師




その方々が

ぐるぐると繋がって

事が進んでいく。




母は今日の午後

尿管ステントをするつもりでいたのに

急にストップになったから

????状態だったらしく

看護師さんの方から

「ご本人さんにはなんて伝えますか?」

と聞かれた時に

「娘さんからちょっと待ってと言われた、と

そう伝えておいてください」

と言ってたので

事細かく経緯を説明した。




部屋に入ると

「また勝手に何でも決めて…」

とちょっといぶかしげな表情の母。

以前医療保護入院になった時に

辛い思いをした時があったから、

の発言と思われる。



『昨夜お父さんと

転院できたらいいのに、って話になり

それならお願いしてみるって話から

連絡して先生と話をしたら

子宮の方の検査で

大きい病院のほうが安心だろうから

それではC病院に、ってことになって

転院が決まったよ。

お父さんも自分が泌尿器科についてるし

お母さんもCにつけば

自分が受診の時にお見舞いに行けるし

絶対Cがええって

お父さんも言ってるし

私もそう思うからそうしてきた。

何も言わんと勝手に決めてごめんね。

お父さんのことも心配しなくていいからね。

私がちゃんと責任持って家でみるから。

今までお母さんは

お父さんのお世話を頑張ってきたけれど

これからは

自分の治療に専念して

お母さん自身が良くなることだけを考えて

頑張ってやっていこう。

わたしはお母さんに

絶対に良くなってもらいたいと思って

動いていることだから

信用してもらえる?

私を信頼してもらえるなら任せて欲しい。

絶対に間違ってないから。』



みたいなことを話した。




何もごねることなく

素直に受け止めてくれたようで

面会時間もそろそろ…と

看護師さんから声がかかり

じゃー明日また来るから!

明日ね。



と部屋を出た。




「私が携帯を持ってないから」

と母が看護師さんに言っていた。

携帯を持ってたら

話が前もって分かってたのにな、って

ことだったのかな。



...




この日は朝から

タイミングがすごく良く

私が

転院も含めた

セカンドオピニオンを要求しようかな

どうかなと思っていた頃

単身赴任中の夫からLINEが入り

意見を求めたところ

いいと思うと。



離れていても

絶妙なタイミングで

繋がれること。

私にとって夫は最も信頼できる存在だ。




この日は

いろんな方に

助けてもらったことが多く

些細なことだけど

段ボールを出すことができたり


実家で眠っていた電動自転車が

330円の虫ゴム交換だけで

乗れるようになったり



前日に同席してくれた従兄弟夫婦に

お礼と検査結果と転院の報告に行けたこと



新しいケアマネさんが

前の方とスムーズに引き継ぎできたこと

知り合いならしかたない、とすんなりだったらしい




何もかもがうまく過ごせたと思う。




全ては整った



...




私も父も上機嫌で夕飯。

買ってきた広島焼きとカボチャの煮付けは失敗。

父はカレーが好物で食べやすいみたい。

カレーぷらす何かおかず、が一番良さそうだ。



ご飯を食べながら

『○○ちゃんに迷惑かけただけか。

あー、○○ちゃんには今度

ご褒美をやらんといかんなぁ。

○○ちゃんが結婚する時には

奮発してやらないかん。

○○ちゃんが…

○○ちゃんが…』



私の娘のことを

頻繁に話すので

私が娘に電話して

『○○ちゃんと電話で繋がってるから

直接話す?』

と携帯を渡そうとしたところ

『いや、こんなんは

またそんときでええんや』

とか言うから

私の方から

『じーちゃんが○○ちゃんに

迷惑かけたなぁ、とか

ご褒美やらんとなぁとか言ってるよ。

すごい今喜んでる。

私からもお礼を言わせて。

ありがとうね。

本当に感謝してる。』



その後もなんかベラベラ話したと思うけど

よく覚えてはないけど

とにかく今の状況で

1番負荷がかかっているのが

私の娘だということを

父は理解している。



そして

それに対して

感謝する気持ちを持っている。




『あぁ〜、ほんまんなぁ〜』

が口癖の父。




今日のソレは

安堵感を含んだ、ほんまんなぁ〜。




『うんうん、ほんま良かったなぁ〜。

これで安心やなぁ』

厳しい現実が待ち受けているかも知れないが




父がすごく喜んでいるということが

間違った選択をしていないと

思わせてくれる。




診断はされてないが

認知症と思われる父の発する言葉には

核心をついていると思われることが多く

大きく導いてくれるような

そんな存在。



ここまでこれて良かった。

あとは医療チームと

母の頑張りと

その上でやっていくことに

なるだろう。




難しい状況ではあるけれど

今の選択が

今後の選択に繋がっていく。



その選択を間違わないこと。



後悔しないこと。



そのためには

今が踏ん張り時ってときは

タイミングを逃さず

素早く動くこと。



信頼できる人に任せられることは任せること。



助けを周りに素直に求めること。



そして何より感謝すること。



感謝しようと思わなくても

自然とそのような気持ちになる。




...




夜、

私の大好きな我が子達にLINE。

娘のサポートを息子もやってくれてて

二人で協力しあいながら

向こうの生活を維持してくれている。


    

二人とも色々と迷惑かけててごめんね。でも、今はじーちゃんばーちゃんが穏やかに過ごせるよう、私にできることを優先的にやってあげたいと思ってます。


そのためにあなた達の力もお借りしたいとお願いする時もあると思うけど、今がそうで。


じーちゃんばーちゃんの残りの人生で、私がやってあげられることなんて限られてるとは思うけど、やってあげられる時間が残されていること、実際に私がやってあげられることができること、に感謝したいと思ってます。


認知症のじーちゃんとの生活は、漫才みたいで、私はツッコミ役(笑)

いまは毎日、慌ただしいけれど、楽しく充実した日々を過ごしています。


○○も○○もありがとう。

二人とも身体には気をつけてね。

それと、まだまだ先だろうけど、もし私の方がお父さんより先に逝くことになったら、
お父さんのことよろしくね。

お父さんはきっと大丈夫大丈夫なんて言うだろうけど、お父さんは寂しんぼさんだから、構ってあげてね。
兄妹二人で協力して、頼んだよ。



今日関わってくれた

全ての人に感謝。





最後までご覧いただき有難うございました

照れ


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