メニューと価格と地域性 | 田舎でフードコーディネート♡

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食べることが好き、新しいことも好き。
そんな好奇心を生かして仕事にしちゃいました!
大好きなことに囲まれて生きて行く。
地方にもチャンスってあるんです。
地方こそあるんです!!

先週の仕事から、
またまた田舎あるあるな話を一つ。

今回は、過疎化が進む地域で
長年営業を続けている
飲食店さんの困りごとです。



写真の天丼は、
大手天丼チェーン店の
ベーシックメニュー。

天ぷらがウリのお店なので
当然提供メニューは
全て注文が入ってから揚げます。

小さいながらも海老天ありで
野菜もたっぷり。
味噌汁がついて、なんと~

500円

コスパ良すぎる!\(^o^)/

天丼のタレも甘すぎず、辛すぎず
素晴らしく計算された・・
おっと、試行錯誤して
調整された味わいです。



さて、今日のキーワードは
500円
で、ありますd(⌒ー⌒)!


まーーいわゆる
ワンコイン
ってやつですなぁ。。


お得?
買いやすい?

飲食店のメニューとして、
この金額は
とってもお得なように
映るのは事実でしょう。

そして、ここで
田舎あるあるな話。

おらだば、
高ば(たげば)買わねな!
注)秋田弁
私だったら高かったら
買わないわぁ。。┐('~`;)┌

まぁ~
なんて上から目線目

でも、これ
お店を長く使ってくれている
地元のお客様方からの
意見だったらどうします?

そしてこれも、
田舎あるある(*_*)

ここで店主の多くがやるのが
ワンコイン大作戦!

500円なら
高いと言われないだろう

なのです。

ちょっと待って!
お客様の代わりに
ご飯を美味しく作ってあげて、
その対価をもらうはずの飲食店さんが
一番の気遣いを見せるところ、

◯◯と言われないだろう・・

ですかー???

今やラーメン一杯さえ
500円で食べるのも難しいことは
周知の事実なのに???

そして続けて店主はこう言います。

昼に500円でサービスをして
夜の営業に来てもらえたらと
思ってる(⌒‐⌒)


昼に500円で食べた店に行き
夜それなりのお値段でまた利用?

昼の客層は、
安くて 、さらに出来るだけ
お値段以上のものを食べたい
そう思っておられるはず。

もちろん、
夜に外食をする方も
そうでしょうけども、
弁当作る手間と
お金を出しても外食で済ませたい
との間で葛藤し、
選択するランチでは
そもそもの目的や選択理由が
大きく違います。

さらに田舎あるあるなのが。。

お昼のお客様と、
夜のお客様が同じ割合って
どれだけですか?

と、いう私の質問に対し

あ!そう言えば
同じ人ってあまりいないかも。

とのお応えが・・・(^^;

地方の飲食店は、
かつてはその地域の方の
食生活を支える役割を担うために
生まれたはずなのですが、
時代とともに住民の減少、
売り上げも下降・・・。

それをカバーするのが、
仕事などで行き交う営業の方とか、
たまに観光の方とか・・・

それでも何か評判があれば、
通りすがりの営業マンが
その店に寄ることに合わせて
仕事の行き先を予定したりするのです。

今回、
私がコンサルティングした飲食店は
まさにそんなお店でした。

もちろん地元の方にも愛される
サービス精神旺盛な店主でした。

しかし、明らかに利用客が昼と夜に違っています。そこにサービスランチぶつけてます(^^;

低価格の設定というサービスは
地方の所得では
ありがたいことなのですよ。
毎日の利用促進としては、
それも戦略ですが、

損して得とれ的な
やり方を外したら
そこには損しか残りません。

ただでさえ、小さな力を
営業力に代えることを
余儀なくされている
地方での経済活動の中では
そうした少しの油断は
命取りになるのです。

ちなみに、
製造会社の田舎あるある話は
こちらから↓↓↓↓

フードコーディネーター
たなか のりこ

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