アキハバラ@DEEP 完読
結局読み終えてしまいました(笑)
どこかに少しの欠陥を抱えた6人が主人公。
吃音が激しく、意思疎通はキーボードを使うページ。
しかしその思慮深さと洞察力が素晴らしく、何か人をまとめる不思議な力がある。
原因不明の発作で急にフリーズしてしまうタイコ。
しかしこと音楽にかけては天才的な才能を発揮し、アキハバラ@DEEPを影で支える。
女性恐怖症、潔癖症のボックス。
しかしその突っ込みは的を得ており、動くべきときを本能的に理解する。
コスプレ喫茶のカリスマ的美少女、そして女性格等家にして無敗のチャンピオン、アキラ。
しかしその純粋さと真っ直ぐを見据える眼差しは、力強くメンバーを引っ張る。
10年間の引きこもりを経て、今度は家に帰れなくなったダルマ。
しかしその落ち着きは、メンバーに冷静さを与える。
若干16歳にして驚異的なプログラマー、イズム。
彼が事の発端となるAI検索、クルーク開発の先頭を走ることになる。
彼らは確かに、どこかに病気を抱えた人間だ。
1人でこの世界を生きていかなければならないと言われたら、きっと重大な問題に直面し、その大きさに押しつぶされてしまったかもしれない。
しかし、ユイという鬱病の引きこもり、しかしライフワーカーとして多くの人間の悩みをネット上で聴くという活動をしている人間を介し、6人が1つに結ばれる。
ただの拙い、今にも千切れそうな1本の糸が、ページ、タイコ、ボックスと3本に紡ぎ合わされ、アキラ、ダルマ、イズムが加わって力強い1本の綱になる。
自分達のサイトに有力なコンテンツを、ということで開発を開始したAI検索、クルークの公開。
それを虎視眈々と狙うWEBという波を泳ぐ鮫、中込。
自分達の理想を捨てず、決してクルークを金儲けに使わなかった6人だが
「間抜け。明日を怖がるものは 今日を奪われる」とのメッセージが残され、開発用のパソコン、ハードディスク、サーバーなどを全て中込らに盗まれてしまう・・・
一時は全ての情熱が無くなってしまうが、"楽しく"復讐をしてやろうじゃないかと立ち上がる。
元々自分達には何も無かったんだ。今さら何を怖がる必要があるか。
でも復讐って言っても人を傷つけることではない。"愉しむ"必要があるんだ。
そして6人が団結し、さらに他の有力な協力者も得て、自分達が開発した、我が子同然のクルークを助けるテロを起こす・・・
レビューなんてたいそうなものではありませんが、気になったら是非ご一読を。