茶の湯の美学 ―利休・織部・遠州の茶道具―

2024/4/18(木)〜6/16(日)

10:00〜17:00 

三井記念美術館

東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号

三井本館7階



あゝ、明日までなんですね。

行きたかったなぁ…

お近くの方はぜひ。




今朝、今年種を蒔いた朝顔の最初の一輪が咲きました。

咲いてみないとどんな色になるか分からないという種でしたが、純白の大輪の花を咲かせました。


臥いまろび恋ひは死ぬともいちしろく

色には出でじ朝顔の花


読み人知らず


    

十六世紀には、朝顔はまだわれわれに珍しかった。利休は庭全体にそれを植えさせて、丹精こめて培養した。利休の朝顔の名が太閤のお耳に達すると太閤はそれを見たいと仰せいだされた。そこで利休はわが家の朝の茶の湯へお招きをした。その日になって太閤は庭じゅうを歩いてごらんになったが、どこを見ても朝顔のあとかたも見えなかった。地面は平らかにして美しい小石や砂がまいてあった。その暴君はむっとした様子で茶室へはいった。しかしそこにはみごとなものが待っていて彼のきげんは全くなおって来た。床の間には宋細工の珍しい青銅の器に、全庭園の女王である一輪の朝顔があった。

茶の本 第六章「花」より



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マイクグラサン 

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