スキマバイトを始めて1年半。
私は、ついに銀座に進出した。
👏👏👏👏
今日働いたのは、いかにも銀座らしい
こじんまりしたカウンター席だけのお寿司屋さん。
もちろん、回りません。
スキマバイトで、1年半以上、洗い場の仕事をしてきた。
どうやら、私は洗い場の仕事が向いているようで、仕事を評価してもらえるようになり、
仕事リクエストをたくさんいただくようになった。
そこへ、銀座のお寿司屋さんからの仕事リクエスト。
都合の良い日時。
でも、銀座はちょっと遠い。
写真を見ると、高級っぽい寿司屋。
どうしたものか。
これは、ちょっと敷居が高いのではないか。
厳しそうだなぁ。
しかし。
むくむくと野心がわいてきた。
試してみたい。
自分の洗い場スキルはどこまできたのか、試してみたい。
銀座の高級寿司屋に通用するのか?
コロナ前に、大きなレストランのキッチンで1年、調理補助のパートをしていた。
週3回 10〜15時。
学生時代も含めて、飲食店で働いたことは、全くなかったけど、主婦なんだから、キッチンの仕事なんか大丈夫だろうと、気安く応募したのだけど、それが、甘かった。
自分の城(自宅)で自分の好きなペースで好きな物を作るのと、人の城で、時間に追われて、
レシピの決まったものを、複数の人間と一緒に作るのは、全く別のことでした。
しかも専業主婦になって15年ほど、パートさえしたことなかった私。
飲食業がどんなものなのかも知らずに、
よくもまぁ、飛び込んだものです。
怖いもの知らずの私。当時50歳ぐらいか?
周囲は、大学生バイトやフリーター。
20代がわんさか。
合う話もなく、苦痛。
今、振り返ると、使えないオバサンだったよなぁ。
キッチンの中では、シェフが絶対の君主という、今は当たり前だと思うルールがわかってなかった。
シェフの近くを通る時や、シェフの付近の棚の物を取る時は、細心の注意をはらわないといけない。
私、シェフのそばにあるもの、シェフ取ってくれたらいいのになぁ、ぐらいに思ってました。
シェフの仕事を観察し、今だ!というスキに、ささっと取らなければならないのよね。
それがわかったのは、そーね、その仕事を始めて、3ヶ月ぐらい経ったころだったかな
このレストランの1年間は、仲良くなった人もなく、シェフはいつも不機嫌だし、支配人からはいつも私だけ怒られたし、辛かった。
支配人に辛くあたられるようになったきっかけがあって、
働き始めて一ヶ月ぐらいの頃かなぁ、
私がホールのサラダブッフェに料理を持って出た時に、お客様からお会計待ってるんだけど、と苛ついた口調で話しかけられたのね。
私は、会計なんてできない。ましてや、新人。
ホールを見回すと、従業員同士でおしゃべりしてる支配人を発見。
「お客様が、会計を待っているので、お願いできますか」と、言ったら
支配人が、「僕、今日はホールなんだよね、会計は、できない」みたいなことを言われて、
「え?ではどうすればいいですか?」
と聞き直したら、めちゃくちゃ機嫌悪くなって、その日から、支配人から辛くあたられるようになった。
完全に支配人の機嫌を損ねたわけです。
私が言ったこと自体は、別に間違えてたなかったと思うけど、お客様をほったらかしにして、あんた何やってんの?ていう気持ち入ってたね。
言い方言い方。
今の私なら、相談をもちかけるように、するかな。支配人のメンツをつぶしてはならない。
あの支配人は、メンツつぶされるとダメなタイプだと、今ならわかる。
コロナのため、お店が休業することになり、
それをきっかけに、私は逃げるように、そのパートをやめてしまった。
このお店の経験があって、私は、飲食店がすっかり怖くなってしまいました。
今もスキマバイトを続ける理由に、それもあります。
スキマバイトなら、嫌な支配人やシェフにあたっても、数時間ガマンすればよい。
しかし、スキマバイト1年半やるうちに、昔は見えていなかったことが見えるようになってきた。
あの支配人がセコい奴だと思ってきたけど、
自分自身の問題もあったな、と思うようになった。
いくつかのお店の洗い場で働くうちに、
ほとんどの飲食店が、同じような食洗機を使っていることがわかったし、
同じようなルールを持ってることもわかってきた。
飲食店で働いている人は、だいたいそのルールで、働いてる。
でも私は初めてだから、知らなかった。
みんなは、私が知らない事を知らないから、教えてくれない。
なんて、不手際な人だと思われていただろうな。
今は、ちょっと賢くなった。
洗い場は、ただ、下げられてきた食器を食洗機に通していくだけじゃなくて、
どの食器を先に洗わないといけないのか
優先順位を考えないといけない。
わからない時は、ホールの人に、必要のものありますか?と聞くだけでも、ぐっと効率があがる。ということもわかった。
が、やみくもに質問や確認をしてはならない。
相手の仕事状況をみることは当然。
お店の人達と、必要あらば、雑談したりして、友好な雰囲気をつくっておくとベター。
それからの質問だと、親切に教えてくれる。
飲食店は、営業始まったら、ノンストップで、駆け抜けないといけない。
パートの新人に仕事を教えるヒマがないんだよね。マニュアルだってないしね。
スタバには、マニュアルがあると聞いたことあるけど、普通の飲食店では、そういうのないとこが、多いのではないかな
昔の話が長くなりましたが、
今の私が、その辛い思いをしたレストランに行ったら、どれぐらい通用するんだろうか?
と、時々考えることが、ありました。
それで、今回、銀座の高級お寿司屋さんのバイト。
私の今のスキルと経験は通用するんだろうか?
私は、成長しているんだろうか?
その気持ちが押さえられず
銀座くんだりまで行ってきました。
張り切って、時間の20分前に到着。
早過ぎ🤣
仕方ないので、少し銀ブラで、時間をつぶす。
制服を貸します、とあったので、着替えの時間を考えて、10分前にお店に入った。
大将と若い男性の2人きりのお店。
その日のランチタイムは、予約のお客さんがなかったらしく、洗いの仕事はなく、
トイレ掃除、店内の掃除からはじまり、
大将から、仕込みの手伝いを頼まれた。
その合間に、調理器具を洗う。
そして、ついに
「手際いいですね」
と大将の一言!
初めての人の城で、いただいた
「手際いいですね」
やったーーー!
あぁ、ここまで来れた。
辛かったレストラン時代
自分は無能なのかと、落ち込む毎日。
でも、継続は力なり。
経験は力なり。
自分は、成長したんだー。
無能じゃなかったんだ。
お寿司屋さんの仕事の後半は、大将も私も関西人ということで、関西ネタに盛り上がり、
気持ちよく仕事を終える事ができました。
レストランの支配人が意地悪なやつで
お寿司屋さんの大将が親切な方なのかもしれない。
でも、以前の私は、人の城なのに、自分のやり方でやろうとしてた。
未経験者なのに。新人なのに。
そこが、自分の一番の問題だったと思う。
スキマバイトの1年半でそれに気づき、改善することができたんだと思う。
いろんなところで働けるこのスキマバイトは
自分をいろんな視点で見る事ができる。
これからも体力が続く限り、スキマバイトを続けたいと、思いながら、
久しぶりの銀座で、リフレッシュして帰ってきました。
