ジャズを演奏し始めて33年。楽器を練習して、過去の音源を研究して、音楽理論を学び、渡米して本物を追い求め、あらゆる人と共演して、トップクラスのジャズってやつを探してみたりもしたけど、結局最高なジャズってのは、同じステージに立つミュージシャンを心より信頼出来て、各々から出てくる音をまず受け入れ、リスペクトを相手の中に見つけ、対話をしながら更に音を重ね、そうやって生まれてきた音楽を、その同じ空間に居る仲間やオーディエンスと一緒にとことん楽しむ事なんじゃないかって、しかも人との出会いの大切さすら学んじゃうっていうか、感動しちゃう事なんじゃなんかって、素直に思えた夜でした。ありがとうございました。