沖縄に住んで良かったと思うこと
2023年3月17日(日)
【沖縄に住んで良かったと感じること… 気候】
沖縄に約10年近く住んでいて、良いなと思うのはやはり冬が暖かいということ。
寒暖差が少ないので体に対するストレスは、夫のような高齢者には優しい環境。
湿度も高いので、皮膚や喉の乾燥も内地にいる時ほど感じない。
仕事をリタイアして、好きな場所で生きるとしたら過ごしやすい土地の1つだと思う。
ただ、病気をした場合はこの限りではない。
病気の種類によっては、地方医療では難しいこともある。
夫の場合、10万人に1人の希少がんに罹患したのだが、沖縄に骨をうずめる覚悟で沖縄で手術ができるかと
考えた場合、それはできなかった。
沖縄にもし観光で来るなら、理想は1週間、ゆっくり時間が過ぎるのを楽しんで欲しい。
料理を作ることが好きなら、沖縄の島豆腐でチャンプルー料理など
キッチン付きのマンスリーマンションで1ヵ月位の滞在も楽しいと思う。
【沖縄に住んで良かったと感じること… 高齢者の人情深く温厚な人柄】
沖縄の都心は、内地と変わらなくなってしまったけれど、それ以外の場所では、沖縄の人柄の良さに
触れられる場所も残っている。とくに70歳過ぎの高齢者には、親が戦争で悲惨な思いをしているので、
人情深く温厚な人も多い。私達は本当に偶然だけれどもそういう人達との出会いがあって感謝している。
人情深く温厚な人も多い。私達は本当に偶然だけれどもそういう人達との出会いがあって感謝している。
知らない人同士でも、簡単におしゃべりがスタートする。はたから見ると知り合いか?と思うほど
会話が弾む。よく分からないけれど楽しい。
あと、これは高齢者に限らないのだけれど、沖縄の人は顏にとても表情がある。
自分達が内地に一時戻ると、みんなの顏が眉間にシワが寄って怒っているように見える。
喜怒哀楽を顏に出してはいけないのかなと、数日間は戸惑ってしまう。
メンタルがやられそうになった時は、沖縄に来れば、人とのおしゃべりだけでも元気になると思う。
自分も元気になった。住んでしゃべって楽しい沖縄。
【沖縄に住んで良かったと感じること… 価値観の変化】
エメラルドグリーンの海も最初は感動し地球環境のことも考えるけれど、住んでいるとだんだん海を見なくなる。
便利さだけを追い求めた生活。自然の恩恵を忘れる。かえって、内地から観光に来る人の方が、沖縄県が生きていくためには何をするべきかをを知っている。沖縄県が生きていくために必要なのは、やはり「綺麗な海」と「景観」。個人的には、「果物」だと思う。沖縄の果物は観光値段で高すぎる。果物はもっと庶民的なもの。タイがとても参考になると思う。
つい先日、那覇に行ったのだが海がかなり汚れているのと、街の中心部は下水の臭いが漂って不衛生な感じ。
一体どうしたのだろう。
私が沖縄に行って大きく価値観が変わった出来事は、クジラを見たこと。海が激しく揺れていたのでビデオ撮影は出来なかったけれど、下のYoutube動画と同じ距離感でクジラの親子を見ることができた。子供のクジラの目の瞬きまで見えた。
興味深くこちらを見て目をキョロキョロ動かしている。
本当に感動した。人間は小さな生き物。それが数にものを言わせて我が物顔で地球を使っていると思うと申し訳なく感じた。
自分の死生観もクジラを見てから変わったかな。特別な命はない、クジラも自分もみんな同じ。
このクジラの親子が北極に移動する時にシャチに襲われず生き延びて欲しいなと思った。