夫が元気を取り戻してきたら、家庭内で小さな衝突が始まった。

 

 

2022年3月17日(木)

 

 

 

 

 

夫の回復は嬉しいことなのだが  生活の中の衝突も出始めた 】

 

 

夫が退院した直後は、心身ともに衰弱していたので、家のことは全てすべてが自分がやっていた。
辛いとは思わない。自分のペース、自分の好きなように動くので、独身時代と同じ感覚でストレスがかからない。
食欲不振は出ているが、買い物も1人で出かけられるし(普段は必ず夫と一緒)伸び伸びした時間を過ごせている。
 

しかし、夫の食欲が増して「体力・気力」が回復してくると、生活の中で小さな衝突が出始めた。
自分の至らない部分を指摘してくる。(それも理論的にせめてくるので…裁判官の前に立つ被告人のような気持ちになる。)
小さなストレスなのだが、それが幾つも蓄積すると…ね。
それまで回復傾向だった私の「耳鳴り」がまた強くなりだした。


ふと…あることを思い出しゾッとした。
夫が入院した時に受けた、看護士さんの不誠実な対応を思い出した。
夫は、今回の「がん」の入院を含め、過去に胆のう摘出の入院と合わせて2度入院を経験している。
そのときに目にした、患者を支配下に置きたい看護士。
判断力を持った患者や生きようと模索する患者をうっとうしく思い、末期の弱った患者にはとても優しい…。


今の自分はそれと同じなのではないか…?。
弱っている夫を介護するのは良いけれど、家の中のことをアレコレと口出しさせたくない気持ちがある。
 
 

夫は元気になるにつれ、注意の厳しさを増す。
今の生活は、仕事の上司(夫)と部下(私)のような感じで、毎日のように家のことで注意されていて気持ちがゲンナリしている。
だんだん、夫に対する優しさが消えそうになる。夫に対するストレスで「耳鳴り」。1人で外出できる時間はホッとする。
4時間は家に帰りたくない。
 
 
夜、ベランダの物干し竿を見ると、無性に首を吊りたくてたまらない衝動にかられることがある。
物干し竿を見てはダメだ。ダメだ。
 
 
大病すると、患者本人も大変だけれど、同居する家族もね…、思った以上にストレスが溜まる。
今は、辛い日常だ。