すゴミを減らすには…

 

 

2023年11月6日(月)

 

所詮すてるゴミ袋だが、

綺麗に捨ててあると、汚いと思わず

室内に置いておける。気持ちは良い。

 
 

 

 

【ゴミ袋は高いと ゴミは減る???

 

ゴミ捨て。市町村によって出し方のルールが違うけれど、今まで住んだことのある地域で一番厳しかったのが北海道の札幌市。ゴミ袋が高い。
 
 
40リットルは、5枚で400円もする。小さなサイズのゴミ袋は3サイズ販売されていて、5リットル(100円/10枚)、10リットル(200円/10枚)、20リットル(400円/10枚)だった気がする。
 
 
そういえば、札幌市は観光都市なのに、公園や地下街など公共の場所にゴミ箱が皆無。ゴミ箱がない街だった。フランスとは対照的だ。家庭ゴミの不法投棄を防ぐためなのかもしれない。 
 
 
かさの出るプラスチックのゴミは、有料の袋に入れる必要がなかったのでこの点は助かった。燃えるゴミの日に出すのは基本、生ごみや衣類、靴など。
 
 
当時住んでいたマンションでは、40リットルのゴミ袋で出す家庭は、ほとんどなかった。私達はゴミ袋が高いので、週に一度だけ、5リットル袋で、ゴミ出しをしていた。
 
 
5リットルゴミ袋はかなり小さいので、とにかくゴミを圧縮して小さくする。ポリ袋に入れたゴミの空気を抜いて圧縮し、それらをいくつかまとめて、ポテトチップスなどの空き袋に入れて、さらにぎゅうぎゅうに圧縮してビニールテープで押さえつける。
生ゴミは、牛乳パックに入れてゴミ捨て当日まで冷蔵庫に入れておき、ビニールテープで止めて出す。
 
 
当時のマンションの管理人さんは、マンションが出すゴミ自体を減らす努力をされていた。私達がゴミ出しに行くと、「有料のゴミ袋はまた次回使え。」と、少し隙間のあるゴミ袋にゴミを詰め替え、ゴミ袋を節約していた。
 
 
 当時の習慣が今でも体に染み付いている。
 
 
結果として、高温多湿の沖縄でも生ゴミ臭を極力出さないようにできている。野良猫やカラスにゴミを荒らされない。牛乳パックやチャック袋の菓子袋や湿布袋は優秀で、しっかり密閉すれば1週間位なら、腐敗臭もわずかな生ゴミ臭程度で押さえらる。水分を切った生ゴミをポリ袋に入れ空気を抜いて入れればさらに臭いを押さえられる。一度使ったラップで生ごみを包んで再利用するのもゴミを小さくするのに便利だ。
 
 
一度使ったサランラップでレタスやキャベツのゴミを小さくまとめる
 
 
札幌市のやり方も取り入れて、腐るものと腐らないものでないものでゴミを仕分けすれば、ゴミ出しする回数やゴミ袋の枚数も節約できる。”災害時のゴミ捨て”にも応用できるなと思った。
 
 
札幌市の生活でゴミ出し訓練された結果、夫婦2人で4~5日で出るゴミの平均量はこんな感じ。ゴミの量は少ないが圧縮しているので、重さはある。ゴミ出しが荒れた時は、生活も荒れ始めている…と判断基準にしている。
 

菓子袋や牛乳パックは捨てる前に再活用

 
 
 
◆◆◆

 

 

 

 沖縄ではゴミ清掃車の方々とは、顔見知りで名前も知っている間柄なので、汚くゴミを出すのは気が引ける。札幌市に住んでいたやり方で出すと、結果的にゴミ袋から生ゴミが透けて見えないので、綺麗にゴミが出せる。あと相手に怪我をさせないように、竹串やサランラップの刃の処理の仕方をより気を使うようになった。

 

 

ゴミ清掃を本業にしている芸人さん 「マシンガンズ」の滝沢秀一さんは、「ゴミからその人の生活が見える。」と言っていた。沖縄の清掃業の人も同じ目を持っている。ゴミで業種が分かる。「これは家庭のゴミではない。飲食店や建築業のゴミで不法投棄だよ。」と何度も教えてもらった。専門職の人ってスゴいな。

 

 

身近な存在なのに、なかなか話す機会がない業種の方。そういえば、新入社員の時は細い体なのに、1年もすると体が大きくなっている。一軒一軒ゴミを拾っていくので、走りっぱなし。しかもゴミは40リットルなので重い。毎日が筋トレ。ハーフマラソン大会に出られそうな持久力が自然に身についている。筋肉の付き方も不自然さがなくて、全身の筋肉バランスが取れていてとても綺麗だ。

 

 

運動を趣味にしている自分にとっては、清掃業のお兄さんは、「カッコいい専門職」に感じる。