2022/2/1に後腹膜脂肪肉腫(23×13cm)を切除。合わせて腎臓・副腎も切除する。切除した臓器があったあたりを痛がる。内臓を引っ張られているような痛みらしい。腸の位置が安定しないので、ごく弱い筋トレからカラダ作りをしていく。
 

2022年4月26日(火)

 

脂肪細胞のがん…後腹膜脂肪肉腫(高分化型)

化学療法や放射線はやらないので、術後は時間と共に元気になる。

今の目標は、術前の体力に戻し持久力をつけること。

 

 

食欲  (通常量に戻る)

 

食事量は、手術前と同じくらいに戻り、外食で1人前を食べきることができるように。

食事の嗜好は、少し変わった。化学調味料を多く含む食べ物や加工食品が苦手に。

 

体重は、2/19退院後2.5kg増え、47.5kgに。筋肉で太らせようとしているので、体重の増加は緩やか。最終的には、本当は52~53kgに戻す予定だが、脂肪細胞の癌に罹患したことを考えると、短期間に脂肪で体重を一気に増やすのは良くないような気がする。(根拠はない)
あせらずに、半年かけて体重を戻すようにしようと思っている。

 
 

運動 (体幹トレーニング)

 

公共施設を使って、筋トレとダンスの練習をしている。
術後、腸や臓器の下垂で”下腹がぽっこり”、お腹に小さなスイカが入っているように見える。運動中、この状態だと苦しいので、骨盤ベルトを巻いてお腹を引き上げて運動をしている。

 

筋トレの内容は、歩行に必要な「ふくらはぎ・太もも・お尻」の筋肉トレーニングと、

ダンスに必要な体幹を鍛えるバランストレーニング。
持久力がないので、トレーニング時間は30分程度。

 

手術では、腸腰筋付近の神経の一部を削っているため、お尻と太ももの一部に麻痺が残る。

反射神経を早く戻すために、半円型のバランスボールの上に乗り、両足立ちや片足バランスを行っている。とても良いトレーニング。

 

◆◆◆

 

公共施設に置いてある半円バランスボールはBOSE(USA製)で、アマゾンで23000円位で販売されています。高価ですが、十分な大きさがあって少しバランスを崩したぐらいでバランスボールがひっくり返ることはありません。体の大きい人が使っても、安定度はバツグン。

 

たまたま、一緒にフロアを使っていた、野球のピッチャーも同じトレーニングをしていました。

種目が違っていても、最後は”体幹バランス”の精度なんだな…。

 

 
これらのトレーニングは、思ったよりも体力を使うので、運動は1~2日置き。
やりすぎると、疲労で体の免疫力が下がってしまうので、結果を急がず、半年、1年とじっくり構えて筋力アップをはかるつもり。

 

そういえば、術後、おへその位置が、少し右にずれていたのが、だんだんと真ん中に戻ってきたような気がする。これでバランスも良くなるか?

 

 

 

 

手術跡  (歳のわりには治りが早い)

 

”ト”の字に大きく切った、夫の手術傷は、ケロイドにもならず順調。
がんセンターでの開腹手術では、溶ける糸を使うせいか、夫の傷は本当に綺麗。
ドレーンを挿入した箇所の傷は、ほぼ完治。

 

表面の傷は綺麗になってきているが、内部の方は…、、、。筋トレで腹筋を強く使う運動を続けると、傷の奥が痛む。傷口は横よりも縦に切った方が引きつられて違和感があるよう。

 

◆◆◆

 

現在、傷口のケアは、風呂上りに、皮膚科から処方された「ヒルドイド軟膏とステロイド」を混ぜたクリームを塗っている。もともとは、乾燥肌で、”皮膚を引っ掻きかきむしり傷”がたくさんあったので、それを治すために処方してもらったもの。今は、手術傷に塗っている。
治りかけの傷でも痒くならないようだ。軟膏がなくなったら、「ヒルドイドローション」を市販で買うか、皮膚科で処方してもらう予定。

 

次回、がんセンターの再診は、5月13日(金)。脂肪肉腫の再発と、肺のすりガラス状の”もや”が癌の転移でなければ、晴れて沖縄に帰れる…。

 

 
生活はだんだんと落ち着いてきています。
ブログの更新が少なくなったことがその証かな。
”がん”に罹患したことを忘れてしまうほど、夫は元気、元気すぎて、
憎らしく感じることもイライラすることも多々出てきました。
これはこれで、悩ましい。

 

 

 

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